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高校生の発達障害 | 特徴と支援のポイントを解説

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー)、ADHD(注意欠如多動性障害)、LD(学習障害)など発達障害のある高校生のつまづきポイントや、活かせる強み、支援・教育の際に心掛けるべきことをお伝えします。


高校生の発達障害 困り感チェックリスト

高校生の発達障害 強みチェックリスト

高校生の発達障害 支援・教育のためのポイント

16歳~18歳の高校生年齢に差し掛かった際には、社会に出た時のことを想定して「何がしたいのか・何ができるのか・何ができないのか」を把握していく必要があります。発達障害のあるお子さんは自身のことを客観的に捉えることを苦手としています。お子様自身が肯定的に自己理解を深め、特性にあった将来像を描けるよう働きかけていきましょう。

一方で、お子さん自身の自立心の芽生えもありこれまでのようには大人の言うことを聞かなくなり、ヤキモキすることも増えていくでしょう。保護者の方が親心でご本人へのサポートを強めようとすればするほど、お互いのストレスが高まっていきます。日本にはたくさんの支援機関があり、保護者の方がすべてを背負う必要はまったくありません。直接的に働きかけるだけでなく、ご本人が信頼できる”頼れる第三者”に繋げることを意識していきましょう。

【参考】15歳~39歳までの若者の就労を支援する『地域若者サポートステーション』(厚生労働省)
【参考】進学は?就労は?障害学生支援(独立行政法人日本学生支援機構)

高校生の発達障害 困り感チェックリスト

こちらでは、高校生年齢(16~18歳)の発達の特徴と、発達障害の子どもたちが学校で感じやすい困り感をまとめました。

【参考】文科省 各発達段階における子どもの成育をめぐる課題

ゲームやスマホがやめられず、夜更かしをする。結果、朝起きられず遅刻や欠席が増えてしまう

不安な気持ちをコントロールが難しく、不眠やうつ状態など二次障害がみられるようになる

同年代とのやりとりが高度になる中で、「本音と建て前」「冗談と悪口」の区別が難しいためストレスを感じやすかったり、対人関係の中でトラブルを起こしやすい

異性(性志向対象者)への関心がでてくるが、会話することに過度に緊張を覚えたり、アプローチが一方的になりトラブルを起こすこともある

課題やテスト対策を自律的に行うことが難しい。保護者が学校の予定や様子を把握することも難しくなってくるため、留年や退学のリスクがでてくる

アルバイトを始める人も多い中で、ソフトスキルの面でもハードスキルの面でも就労準備性が整っておらず、面接突破・勤務継続が難しい

進路について考えていかねばいけないが、自分の希望を言語化したり、客観的に自分の能力を把握することが難しいため現実的な選択がむずかしい

高校生の発達障害 強みチェックリスト

ここまでは高校生の発達障害の子どもたちが困り感を覚えやすい事がらについてリストアップしてきましたが、そういった特性は強みとして作用することもたくさんあります。

ご本人の困り感を見逃さないようにするためにつまづきやすいポイントを理解しておくことは非常に重要ですが、子どもたちの特性を強みとして伸ばしていくために、「どういった場面でその力が発揮されるのか」という視点も忘れないようにしましょう。以下一例を載せておきます。

☑他人への興味が薄い⇒マイペース。独自の世界をもっており人に流されずに行動することができる。

☑空気が読めない⇒予定調和の中で、率直な意見を言うことで周囲に気づきを与えることができる。

☑多動⇒活発で活動的。エネルギーが溢れているので、学校内の活動にとどまらずボランティアやインターンシップなど学校外でも精力的に活動することができる。

☑融通のきかなさ⇒進路選択の場面で、信念をもって決定することができる。実直さとも言いかえることができ、物事に真剣に取り組むことができる

☑自分の興味があることを一方的に話す⇒高校生になり行動範囲が広がることで、同じ趣味の人と集まれるようになり、その中で”博士”と呼ばれるような立ち位置で活躍する。

☑無頓着に見える⇒”執着”しないことで、フラットな目線で物事を考えることができる。同調圧力が生じやすい教室のなかで、別視点で話をすることができる。

 

高校生の発達障害  支援・教育のためのポイント

高校生になると、小学校・中学校時代と比べ活動範囲が増え、またお子さん自身の精神的な成長に伴い親や先生から生活状況や困り感が見えづらく、これまでのように先回りしてサポートをするということが難しくなるでしょう。

高校生になった発達障害のお子さんには、今後の自立に向けて、お子さん自身が自分の特性を理解した上で上手に周囲を頼る力を育くんでいくためのサポートを心掛けましょう。そのためには単純に障害を告知するだけでは不十分であり、ご本人が納得感をもって自身の強みと弱みを理解できるような経験を積んでいく必要があります。例えば進路選択をする際には、カウンセリングのような口頭でのやりとりだけでなく、実際に実習やオープンキャンパスにいくなど体験を通して自己理解を深めていかれるとよいでしょう。

お子さんの自主性を重んじる・育てていくことがとても大切ですが、一方で複数の判断軸で物事を考えた上で総合して決断のは、多くの発達障害のお子さんにとっては難しいことです(もちろん客観的に自分自身を捉えづらいのは若者の常ですが、発達障害の傾向があるとその特徴は強まり、まったく無謀なキャリアプランを妄想することも起こりえます)大切な選択をするときには、周囲の大人のサポートは不可欠となります。

その時に意識したいのは、”大人が考える正解”を押し付けるのではなくあくまで選択肢を見せたり、判断基準を伝え、最終的な決断はご本人にしてもらうことです。発達障害のあるお子さんは素直さがあり、また自分の意見を主張することにも苦手さがあるため、周囲の大人はついお子さんの行動をコントロールしようとしてしまいがちです。合理的でない選択をしてヤキモキすることもあるかもしれませんが、正解を押し付けるようなやり方ではお子さん自身のアイデンティティが損なわれ、二次障害のリスクが生じてきます。あくまでお子さんの人生はお子さんのものだという認識を忘れないようにしましょう。

【参考】発達障害 高校生のためのキャリア教育サポート 放課後等デイサービス『TEENS』

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