ティーンズ

発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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TEENSの専門コース クリエイティブ プログラム

2015年8月26日

TEENS御茶ノ水の穂刈です。本日は発達障害*のお子さんの尖った専門性を習得するプログラム、「専門コース(クリエイティブ)」についてお話したいと思います。

専門コース(クリエイティブ)と聞くと、「どんなことをやってるの?」と聞かれることが多いのですが、現在のプログラムはenchant.jsというフレームワークを使ってゲーム開発を行っています。・・・とはいえ、ゲームを1から開発するのはとんでもなく大変なので、スタッフが作成したゲームをバグ(誤り・欠陥)を改善するといった内容になります。例えば、こちらのゲームは黄色いエサを食べていくゲームです。オバケに捕まらずに食べ終えることが出来たらゲームクリアです。

あるゲームに似ているのはご愛嬌

子供たちは実際にゲームで遊びながら、バグを見つけていきます。「パワーエサ(オバケの動きを遅くするエサ)はもっとあった方が良いんじゃない?」「オバケが出てくるの早くしよう!」などなど。バグのメインはスタッフが仕込んだものですが、中には「こんな単純なマップじゃなくて、行き止まりとかあった方がいい。」「オバケの動きをもっと早くしたい。」と自分たちなりのアイディア(クリエイティブ)が出てきたり、とても面白いです。

バグを見つけた後は、相手チームへの報告。「バグが2つありました。エサとオバケです。」「ここの道が通れなかったので、直してください。」など、報告書を使って相手チームに伝えます。仕事の時間は限られているので、如何に簡潔に分かりやすく伝えるのがポイントになります。(説明が長くなってしまったり、報告書を渡すだけになってしまったりその様子は様々ですが・・・)バグを報告し合い、実際にプログラミングを修正しゲーム完成です。

PC画面には英数字のプログラミング言語がずらり。
バグレポートを元に修正をしていきます。

バグについては、今はまだスタッフが仕込んだものを改善する子が多いのですが、徐々にプログラミングの技術・経験が身についてきたら、もっとクリエイティブな面が見えるのかなと今からワクワクが止まりません。彼らが持っているクリエイティブな面を、将来は自分たちで伝えることができるよう今後もサポートしていきたいと思います。

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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