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読書感想文には何を書く?

2015年8月18日

TEENS御茶ノ水の森谷です。

夏休みに入り、お子さんが続々と読書感想文の課題をTEENSに持ってきます。

読書感想文に苦しんでいるお子さん、多数。かく言う自分も、かつて夏休みの宿題の最大の難関はドリルでも自由研究でもなく、読書感想文でした。毎年最終日まで残しては親に手伝ってもらって泣きながら書いたものです。

さてそんなお子さんたちが読書感想文を書けない理由は、「そもそも何を書けばいいのか分からない。」が第1位です。遠足の作文であれば、その日にあったことを思い出して行動を羅列していけば自然と字数は埋まるものですが「読書」した「感想」なんて、「楽しかった。」の6文字(句読点含む)で終わりかねません。「とても」を足しても9文字です。これで原稿用紙400字詰め数枚に立ち向かうのは至難の業と言えるでしょう。事実、読書感想文を持ってくるお子さんたちは皆一様に、これから始まるであろう苦難の道を思ってか、何とも言えない疲れた表情をしています。

何を書けばいいのか分からないのはおそらく「読書感想文」というネーミングに引きずられていることが多いのではないかと推察しています。自分もそうでした。読書「感想」文なのだから、読書した感想しか書いてはいけないのではないか、と勝手に思ってしまうのですね。

そんなお子さんたちに向けた書き方はいくつかありますが、中でも大半の方にとっておそらく書きやすいのが「おすすめ作戦」。TEENSのワークシートもこの形式に則っています。まず特定の誰かを想像して、その人に自分の読んだ本をお奨めするつもりで書いてみる、という作戦です。
単に「あらすじを書こう」「面白かったところを書こう」と言われても目的が分からないためイメージが出来ず、なかなか筆が進みませんが、お友達にこの本を紹介してみる、というシチュエーションを与えるだけでお子さんたちのイメージはぐっと現実味を帯びるようです。

「お奨めするのなら、どういう人が書いた、どういう内容の本か、分かった方がいいよね?」
「お奨めするのなら、どんなところが面白かったのか具体的に伝えてあげないと分からないよね?」
そんな声かけをしていくと具体的なイメージが湧くのか、すらすらと書けるお子さんもいます。また実際に書き出す前に、自分が感じたことや考えたことを口に出してみると、一人で書くよりも何倍も速いスピードでメモがたまり、メモを繋げるだけで書き上げてしまったり。

本の紹介をして、あらすじをまとめ、面白いと感じたところを書き連ねて、最後に「こんなに面白いから、ぜひ読んでみてください。」と書いたら、立派な読書感想文の完成です。なんだ、こういう風に書けば良かったのか。一人でうんうん唸っていた、あの時間はいったい何だったのか? お子さんたちは書き上げた開放感から晴れやかな表情で帰っていきます。

夏休みも折り返し地点を過ぎたようです。TEENSの読書感想文プログラム、うまく使っていただければと思います。がんばれ子供たち!

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