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空気の読み方を学ぶ。

2015年12月8日

TEENS横浜の飯島です。

先日、高校生のお子さんから「学校で友達からよく注意を受ける」という相談を受けていた時のことです。多弁なタイプで、委員会の話し合いの場でついついしゃべりすぎてしまい「空気読めよ」と言われてしまったとのことでした。そのことについて、彼から一言。

「前から疑問だったんですけど、空気を読むって何ですか」

そりゃそうか!と思わず心の中で叫びましたが、言われてみれば「空気を読む」なんて言葉はあまりに抽象的で、理解できなくて当然なんです。IQが平均以上でもASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)のお子さんやLDのお子さんは、「おしゃべりは得意だけど言葉の本質的な意味理解はできていない」というようなことがままあります。なのでいくら「空気読めよ」とお友達に注意されたからと言って、じゃあ何をどうしたらよいのかというのは分からないまま路頭に迷ってしまっていたのでした。

「その場にいる人の気持ちを察することだよ」とスタッフが説明をすると、「そんなことって可能なんですか」というお返事が。もちろんそんなことを完璧にできる人はいないから、だから確かめる必要があったり分からないなりにその場をやり過ごす術を身につけていくんだよ、と伝えると「僕にもできますか」とランランとした表情に。

発達障害=KY(空気が読めない)と考えられがちですが、必ずしもそんなことはなく、かえって周りの様子に過敏なお子さんは多いです。ただ、いかなる状況・相手・人数に対しても応用が利くわけではなく、定型発達のお子さんであれば自然に学んでいくことですが、発達障害のお子さんにはそれを言葉にして、目に見える形にして、練習しながら学んでいってもらう必要があります。

現在お仕事体験一般コースでは「カフェTEENS」というプログラムを実施していますが、これがまさに「空気を読む」練習の連続です。「お客様がメニューをたたんでチラチラ見てきたら?」「お客様が荷物を席に置いたまま立ってウロウロしていたら?」 行動を言語化しながら、とるべき対応について一緒に考え、指導をしていきます。

「食い逃げをするつもりかもしれない」という珍回答もでてきますが、そう思ったならば失礼のないようにそれを確認するにはどうすればよいのか、まで考えていきます。そういった考え方自体を否定するのではなく(本当に食い逃げかもしれません)、社会の中でどう順応していくか教え育てていくことが大切だと感じています。

最後に。TEENSのウェブサイトをプチリニューアル中です。小さな会社なので専門のスタッフがおらず、現場スタッフがちょっとずつ更新をしています。。。その分、特に「TEENSのこだわり」というページでは、支援現場のまっすぐな気持ちが反映されていると思いますので、よろしければご覧ください。

 

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