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発達凸凹体験ゲームを8/7(日)新宿で開催 発達障害の特性が見えにくいお子様への支援方法2016年7月号

  1. 発達凸凹体験ゲーム 8/7(日)新宿で開催
  2. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース 「ADHDに特化したサマープログラム」
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「発達障害 微熱でも騒ぐタイプ」

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1. 発達凸凹体験ゲーム 8/7(日)新宿で開催

発達凸凹体験ゲームを8月に開催します。この体験型のイベントはKaienがNPO法人ADDSさんと共同開発。「百聞は一見に如かず」という言葉がしっくりとあてはまるゲームとなっています。発達障害者の支援に関わっているけれど、どう支援したらよいかわからない、発達障害の特性を理解したい、当事者(やその家族)だが配慮してほしいことを周囲にどのように伝えたらよいかわからない、という方には特におすすめです。体験することで気付けなかった点や見えなかった視点が見えてきます。

開催概要
  • イベント: 「発達障害を体験して学ぶ!発達凸凹体験ゲーム」
  • 日時等: 2016年8月7日(日) 14:00-15:15 Kaien新宿
  • 参加費: Kaien/TEENSをご利用されている当事者の方・待機されている当事者の方500円、その他 1,000円
  • 備考: 終了後に少人数での懇親会を参加。追加料金なしでご参加いただけます。
  • 参加フォーム: https://kaienmu.doorkeeper.jp/events/45385blank

2. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース 「ADHDに特化したサマープログラム」

このコーナーでは海外メディアが伝えた子どもの発達障害に関する注目記事をセレクション。解説を交えてお伝えします。今回は『①33歳で自閉症の診断を受けた格闘家』、『②ADHDに特化したサマープログラム』の2本です。

①33歳で自閉症の診断を受けた格闘家

At age 33, John Howard finally freed by diagnosis of clinical autismblank

ジョン・ハワードはアメリカの格闘家。この度、自閉症の診断を受けたことがオンラインの格闘技専門サイトで報じられています。これまで発達障害についてのカミングアウトは、米国でも親の立場から、そして業界で言うとハリウッド等の映画・芸能業界が多かったと思いますが、今回はスポーツ選手という立場であり、取り上げさせていただきました。

LGBT(性的少数派)の場合もハリウッドやブロードウェイの役者たちが啓発活動でリードしていますし、そもそもそういった業界で今LGBTの人たちがいなくなったら産業自体が聞きになるのではというほど多くの人が業界で活躍しています。これまでタブーに近かったスポーツ界や軍隊でも米国ではLGBTをカミングアウトする例が出てきて、大きな流れとなっています。

発達障害について。まだまだLGBTほどではないなとは思いますが、自分が何者であるか、という趣旨で一人の人間としてストーリーを語ってくれるアスリートがいるのは大変勇気づけられる人たち、特に子どもたちが多いと思います。

画像も記事出典の MMA Fighting から。

画像も記事出典の MMA Fighting から。

 

ジョン・ハワードの記事はこういったカミングアウトに関する中でも、シングルマザーである母親との関わりや、馬鹿やのろまといわれていた特別支援級での体験などを振り返りながら、今どのように診断を受け止めたかということについてとても細やかに書かれていてとても共感しました。ぜひ英語で読める方は読んでいただきたいですし、日本でも影響を多方面に与える業界の人たちで声を上げる人が増えればよいなと感じました。

②ADHDに特化したサマープログラム

ADHD summer program helps kids focus, develop social skillsblank

こちらも米国から、テネシー州の話題です。日本でも一般的になりつつありますが、夏のキャンプ(サマーキャンプ)はアメリカの子どもにとっては無くてはならない行事です。

アメリカでもいくつかしかないADHDなど発達障害児向けのプログラムとのこと。6週間にも及ぶプログラムで、1日8時間程度、サマーキャンプ内でソーシャルスキルやモータースキル(粗大・微細運動)、集中の仕方について学ぶとのことです。いくつか、なるほど、ふーん、と思ったことを挙げておきましょう。

  • 名前では呼ばれないということ。特定されないためだそうです。
  • トークンというご褒美制度を設けている。発達障害の支援では非常に一般的です。
  • 親も毎週参加出来て、6週間の成果を家で定着させるための方策について教わる。
不器用さに焦点を当てた課題もあるというサマーキャンプ。

不器用さに焦点を当てた課題もあるというサマーキャンプ。

 

サマーキャンプはどうしてもお金がかかり、富裕層向けになりがちです。でも記事を見ると「魔法のような時間だった」という子どもの感想があり、まずは当社でもお金が払える層からでもこういったプログラムを始めるのもありなのかなぁと思い始めました。

3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「発達障害  微熱でも騒ぐタイプ」

代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にTEENSスタッフ飯島と鈴木がお答えします。

発達障害 微熱でも騒ぐタイプ

Q1. 2年前より、不登校となり あの手この手と試行錯誤末、今月に入り自閉症スペクトラムの診断に至りました。調べていくうちに、息子は診断はついたものの、特性の強さは目立たず、不安に思う気持ちが強い傾向があります。このような程度でも、利用が可能なのか?有効なプログラム等ありますでしょうか。

鈴木. 特性が目立つかどうか(周囲からの客観評価)と不安に思ったり不登校になったりという点(本人の主観・困り感)は、重なる時もありますが、今回のような場合もあります。例えで言うと、「高熱(客観評価)でもピンピンしている(本人の主観)タイプ」の人もいますし、「微熱(客観評価)でも騒ぐ(本人の主観・困り感)タイプ」もいます。ご子息の場合は後者だと思います。実はこの後者のケースがなかなか難しいのが実際です。支援をスタートするのがどうしても遅れてしまってずれが大きくなっているためです。ご質問に戻ると利用が可能なのかというと、もちろん可能ですし、このようなうっすら型は支援が最も必要なタイプともいえると思います。

有効なプログラムですが、少なくとも鈴木自身はあまり知識がなく、発達障害の人の対応の原則をお伝えする以外にありません。それは、ご本人のペースに合わせて環境調整をして、まず困り感を少なくし、安心感を増やす。そしてスモールステップで課題をこなしていく。その時に構造化・見える化してハードルを下げるという方法です。支援の王道を地道に行うことが良いと思います。

一見わかりにくいタイプのほうが苦しんでいることも多い。

一見わかりにくいタイプのほうが苦しんでいることも多い。

 

これまでもあの手この手と書かれているところみると、ご本人だけでなく親御様の心労も高まっているのではないかと思います。年単位で時間はかかる可能性が高いですので、焦らずゆっくり取り組まれることが何よりも大事だと思います。様々なご家族を見ていますが、やはり周囲が疲れないことが最終的にはご本人のためになると思うからです。

どこまで親が介入するか?

Q2. 小学生低学年の娘。おそらく、積極奇異型。言語に弱さがあります。特別支援学級は、学校でも存在感がなく、普通学級の方が伸びると在籍。本人が友達がほしいと希望した理由が一番。やはり、人間関係が厳しい。一つは、発達障害の子は、学校で予想よりはるかに多い。校長からも、こっそり多いとお話がありました。交流場所を分散させて、コミュニケーションの実践をしている状態で、先回りすることもありますが、失敗をさせて、どうすればよいか。結果がどうなるか。を経験している状態です。もちろん、私は黒子となり、遠目で状況を観察しています。本人の逞しさで、意地悪の対処の判断力がついてきました。いろんな子と私が交流して、やはり、違和感のある子として周りには認識されているようです。交流に関しては、あと一年くらいしか親が関われないと思います。愛される特性ある子には、ハードルが厳しく、やれることは親子でする。だけです。社会に出て、突出した才能がない場合、コミュニケーション能力が一番大切だと考えています。今がチャンスだと思っています。友達関係は、広がっていくものなのでしょうか?学習面は、家庭で丁寧に指導してるので、問題はありません。推理力が弱いのが気になるのですが、一遍にたくさん伸ばすことは、不可能と保留中です。

鈴木. 率直にお伝えすると、子育てに対する気持ちやお子様への愛情はよく伝わってきましたが、やや干渉が過ぎるのではないかと心配にもなりました。黒子という表現で少し安心はしましたが、決めつけというか思い込みというか、バランスが取れていないのではないかということです。

確かにおっしゃっていることは概ね筋が通っているようなのですが、人が育つというのは、やはり古今東西、謎である部分が多く、親がこうしたから、こういう学校に入れたから、というのはどこまでどのように影響しているかは案外わからないことだと思います。(虐待やネグレクトなどは明らかに影響しますが、ネガティブな方向への影響であり、ポジティブな方向への影響は何が良いのかというのは難しいところです。)

過干渉が本当に行けないのかは何とも言えません。自閉症の人でおそらく世界で最も有名なのは、テンプル・グランディンさんですが、まあ幼少時代はなかなか厳しいしつけを受けていらっしゃいますので、上手くいく例もあるのでしょう。通常はその子のレールをある程度親が敷くのだと思いますが、子ども同士の関係性にまで積極的にかかわっていくのはやはりご本人の同年代との交流の芽を摘む可能性すらあると思います。

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愛情があるからこその距離感。常に考えたいポイントです。

 

ここまで書いていて自分のまとまってきましたが、愛情がある事は良いことですので、それをもう少し、我が子を信じる、という方向に転じていただくのが良いのではないかという印象を抱いたということとなりましょうか。自分の子だからなるようになるよね、というような、根拠のない信頼をその子に明に暗に伝えるというのが、その子らしく育つ環境としての土台だと思うのです。

今後、それほど急激にはお友達が増えることもないと思いますし、勉強も通常は下降線をたどるのが発達障害のお子さんですので、今の子育て方法だと愛情が失われやすくなるかもしれません。友人の数や勉強の成績などの見やすい指標だけではない、ご本人への信頼感を大事にすることが今後の肝になるのではないかなと思いました。

中学受験にどう向き合う

Q3. 中学受験に向けて大手受験塾に通っています。しかし、勉強の仕方、優先順位の判断、勉強にとりかかるまで、など様々な困難があります。本人が納得できるようなアドバイスを与えることがなかなかできず、成績も下がってきており、本人も苛立っているように思えます。病院ではASDの傾向あり、と言われています。息子の特徴を踏まえた適切なご指導を受けられたら、と説明会への参加を希望致しました。受験に向けて大手塾での勉強のサポートもして頂けるのでしょうか?

鈴木.確かにTEENSでは持ち込み教材で対応しています。が、ご質問の文章を読んでいていくつかお伝えしたほうが良いと思いました。

まず、ご本人がどの程度の学力レベルで、どの程度の学校を狙っているかということです。以前ブログでも書かせていただいた通り、発達障害の子どもの点数はどうしても落ちる傾向があります。ですので、頑張って中学校に行かせたものの、中高一貫校の勉強についていけず、非常に苦しむ例は何人も見ています。

受験を勝ち抜いたという成功体験は子ども時代に得られる大きな機会の一つだと思います。ご本人の精神的な負荷がどの程度かを考えながら、極端に無理をさせない範囲で受験に前向きに向かうのは将来を考えてもよい経験だと思います。ただ、今学力が落ち始めているのでしたら中高では非常に苦しい可能性がありますので、学力レベルとしては余裕を持ったところを受けさせたい例なのではと思いました。

ですので、もしかしたら親御様のニーズとは違うかもしれませんが、当社で出来ることを書きますと

  • 大手学習塾の教材を持っていただくことは可能です。
  • また学習に取り組むまでのサポートはすることは可能です。
  • ご本人の特性や精神的なタフさを考えて、進学先などを検討・アドバイスることは可能です。

となります。

中学・高校受験については無理をさせないが王道ではあるが、殻を破るチャンスでもあることは確か。

中学・高校受験については無理をさせないが王道ではあるが、殻を破るチャンスでもあることは確か。

 

宇都宮など地方でのTEENS開設

Q4. 10歳の孫ですが、母親が他の子どもと異なる部分が多くあることに悩んでいて、カウンセラーや病院に相談に行ったところ、ADHDであることが分かりました。今、薬物療法を開始したところですが、社会に適合できるよう育ってほしいと願っています。御塾の存在を知り、宇都宮に開設されるときのために、説明会に参加したいと思います。

鈴木. 宇都宮はまだ考慮の中にも入っていませんでした。そういうご期待に応えられるようにしっかりと日々日々、少しずつ会社を成長させていきたいと思います。

パソコン色は強いのか?

Q5.パソコン色が強いですか?幅広く適職などのアドバイスも受けられるのしょうか?早いかなと思ったのですが、将来への不安が強く…よろしくお願いいたします。

飯島. パソコン色、強いコースもそうでないコースもあります。強いのはお仕事体験の中の「専門コース」で、弱いのは「一般コース」です。学習支援は希望すればパソコンを使った課題に取り組むこともできます。「早いかな」という言葉から察するにお子様の年齢が低いのだと思いますが、その場合は「プレティーンズ」という小学校低学年向けのコースもあります。

発達障害のあるなしに関わらず、社会が目まぐるしく変わっている時代なので、お子様の将来へのご心配は当然のことだと思います。ただ、お子様がまだ小学生くらいならその不安が伝染することがないようにしてあげてください。働くにあたっては、人生を前向きに捉えられるような自尊心が重要です。そして、幼少期から児童期にかけて、子どもにとって親は神様のような存在です。神様が自分の将来を案じていると知れば、小さい子どもでも不安を覚え、そしてそれは悪循環を生むでしょう。不安でも、心配でも、お子様の前では「将来は何が起こるかわからないけど、楽しみだね」という顔をしてあげてください。

ちなみに、お子様が高校生くらいなのであれば、親としての不安を率直に伝えるのもありだと思います。それは信頼できる第三者を見つけ、親が神様ではなくなったその時は、ひとりの人間として真摯に向き合ってあげてください。

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