ティーンズ

発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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TEENS拠点紹介 新宿編

ティーンズ新宿 2015年6月22日

TEENS新宿スタッフの篠田です。今回から放課後等デイサービス「TEENS」の新宿・横浜・御茶ノ水にある各拠点の様子について紹介したいと思います。

今回ご紹介する「TEENS新宿」は、発達障害*のある小中高生向け放課後等デイサービスとして、株式会社Kaienが開所した第1号拠点です。「様々な特性のあるお子さんに対して、働く力を育てる」という目的は各拠点共通ですが、今回は特にTEENS新宿が自慢できる部分をお伝えしたいと思います。

①大人の訓練生との関わり
就労移行支援事業所と同じ建物内にあり、大人の訓練生と関わる機会があることが他拠点と異なる特徴です。お昼休みには、TEENSのお子さんと訓練生が同じスペースで食事をとりながらおしゃべりしている様子がよく見られます。また、身近で訓練の様子を見ることができ、お子さんたちが将来の姿を想像しやすい環境です。

②お子さんの活躍
TEENSでは、現時点での学習やコミュニケーションの課題に取り組みながら、10年後の就労を見据えた支援を行っています。そのため、より具体的な就労イメージをつかんでもらえるよう、TEENS内でお仕事を依頼することもあります。

こちらは日中支援に通っているお子さんに、いつもとは少し違うお仕事体験として実際にTEENSで使う掲示物を作ってもらった時のものです。「実際に使うものなので、見る人や使う人のことを考えて、工夫してください」とお願いをしました。

こちらもお子さんのアイデアで作ってくれたものです。今まではホワイトボードの隅に少々乱雑に貼られていたマグネットがこれできれいに収納できるようになりました。スタッフから「すごい!いいねこれ!」「よく考えたね!」と言われ、お子さんも嬉しそうでした。スタッフからの「見る人や使う人のことを考えて」という要望をきちんと叶えてくれ、大変重宝しております。お仕事をするために大切な、作業指示をメモを取って正しく理解することや、自分のアイデアを生かして人の役に立てたときの嬉しさを知ってもらえた瞬間でした。今後も、お子さん自身が就労について考えるきっかけを与えていきたいと思います。

③スタッフについて
TEENS新宿のスタッフには、お子さんを安心させる癒しオーラのある女性スタッフ、お子さんとの距離を縮めるのが上手な楽しくて優しいお姉さん的存在のスタッフ、的確なアドバイスで励ましてくれるため、おしゃべり待ちのお子さんに囲まれている女性スタッフ、どんな苦手な勉強もそのお子さんにとってわかりやすく教えてくれ、親御様からご指名がくる男性スタッフ、お手製の教材を作って勉強を教えてくれる創意溢れる男性スタッフがいます。最初はTEENSに通うのを不安に感じるお子さんもいますが、各スタッフが持ち味を生かして接するうちに笑顔が多くなっていくのを感じます。私たちが大切にしているのは、全拠点共通して「まずは安心して通ってもらうこと」です。それに各拠点の味を加えながら、日々お子さん達と過ごしています。

次回以降にTEENS横浜、TEENS御茶ノ水の紹介もしていきますので、それぞれの特徴を知っていただき、TEENSの雰囲気を感じていただけますと幸いです。

TEENS新宿 篠田

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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