ティーンズでは、地域とのつながりを深めるため、さまざまな支援機関と日々連携しています。
今回は、ご自身の経験をもとに団体を立ち上げ、三鷹市内で不登校のご家庭の居場所作りの活動をされている、まなbe(まなびー)の月岡さんにお話を伺いました。
我が子が学校に行けなくなったことで、親子で不安や孤独を感じたことが大きいです。
当時は、不登校の子どもたちに対して、周囲の理解や居場所はまだまだ十分とは言えませんでした。特に小学校低学年で学校に行けなくなった場合、保護者が毎日付き添う必要があるなど、家族にかかる負担も大きくなります。また、保護者が心身ともに元気でなければ、子どもも安心して過ごすことができません。そのため、まずは保護者自身が安心して気持ちを話せる場所が必要だと感じました。
現在、三鷹市内でも不登校の子どもたちは増えています。中でも、不安が強いお子さんは、行ける場所自体が限られ、多くの時間を家庭の中だけで過ごしています。私自身も居場所や親の会があることは知っているけれど、日々に追われて、そこに行くためのエネルギーが出なくて参加できませんでした。
だからこそ、まずは気負わずにふらっと立ち寄れる居場所が地域の中にあることを知るだけでも、「自分だけじゃないんだ」と心が少し軽くなったら良いなと思いました。そして、こうした場所を地域の中につくることで、学校へ行けない子どもやその家庭の存在を、地域の人たちにも知ってもらうきっかけになるのではと考えました。
こうした思いから、2024年4月、三鷹市社会福祉協議会の登録団体として活動を始めました。不登校、発達凸凹、ホームエデュケーションなど、さまざまな子どもたちとその保護者がつながれる場所を目指しています。団体名「まなbe」の「be」は、「存在する」「あなたはあなたでよい」「ありのままでよい」を意味します。〜無理をしないで、安心していられる場所を〜そんな思いを大切に、活動を続けています。
学校になじめなかったり、発達凸凹があったり、繊細なお子さんが安心して過ごせる居場所として、月に2回、「みたかボランティアセンター」で保護者の方を交えて活動しています。
小学生から高校生の年齢のお子さんが対象で、ご兄弟も来ていただいて大丈夫です。現在は主に小学生が在籍していて、少人数なので、安心して過ごしてもらえると思います。

活動内容は、毎回、みんなで取り組める活動も用意してありますが、一緒に活動しても、何もせずいるだけでもよい場所です。ハロウィンやクリスマスのオーナメントづくりなど季節に合わせた取り組みや、いちご狩りなどの体験活動も希望を聞きながら取り入れるようにしています。
はい。「be Cafe」という親の会を月に1回開催しています。内容としては、近況共有や、進路・学校とのやり取りで困っていることの相談など、保護者の方が安心して話せる場を意識しています。
参加された方が、「子どもが低学年で不登校になり、地域に同じ状況の人がおらず孤独に苦しんでいました。まなbeに出会い、悩みを共に分かちあえる仲間ができ、安心感を得て先が見えない中でも希望を持てるようになりました。」という感想をくださっています。
参加された親御さんは、「同じ状況だからこそ、何も言わなくても分かり合える」という実感を持たれる方が多いようです。
これまで、不登校のお子さんをもつご家庭が「同じ立場の人とつながりたい」と思っても、学校や行政の相談窓口では「個人情報の関係で紹介できない」と言われ、なかなか繋がれず、孤立してしまうケースが多くありました。
そこで、三鷹市社会福祉協議会のご協力のもと、私たちのように不登校やホームエデュケーションなどの子どもたちを支える活動を行う団体がつながり、昨年、「保護者ミーティング」(現在の「三鷹不登校の子どもと保護者サポートネットワーク」)が立ち上がりました。
その後、ボランティアの方々向けの勉強会で「まなbe」の活動についてお話しする機会をいただき、その場で私たちの想いを共有することができました。
そして、三鷹市社会福祉協議会が「保護者や子どもの居場所案内」を作成して下さったことをきっかけに、学校に行けない子どもたちの居場所づくりやフリースクール、親の会を運営している方々がつながるようになり、ネットワークが形になっていったのです。
現在では、参加団体も徐々に増え、定期的に集まってそれぞれの団体の状況や課題を共有する場となっています。
最近、三鷹市内の理解のある学校ではホームページに居場所案内を掲載したり、チラシを置いてくださっています。三鷹市の教育委員会の方がこのネットワークの定例会に足を運んで下さり、私たちの活動や現状をお伝えすることもできました。
今後は、学校や教育委員会を通じて、同じように困っているご家庭へ情報が届けられるようになるのではと、大きな期待を寄せています。
まなbeはホームページがまだないので、インスタグラムに活動の予定や様子をあげています。
見学希望の場合、可能であれば、事前にご連絡いただいた方が詳しくご案内できるので、この記事のチラシにある、まなbeのメール、もしくはインスタグラムのDMにご連絡下さい。
ネットワークについての問い合わせは、まなbe宛か、みたかボランティアセンターにお問い合わせ下さい。

ありがとうございました!
同じように悩んでいても、どこに連絡すればよいか分からず悩んでいる方は多いと思います。まなbeに限らずネットワークの所属団体を通じて、居場所を見つけられる方が増えて欲しいですね。
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