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発達障害のお子様へ おすすめ教材 その①

2015年11月26日

TEENS横浜の飯島です。今回は親御様からよくいただく質問トップ3に入る「よい教材を教えてください!」というものにお答えしていきたいと思います。

先にお伝えしておくと、世の中にはLD(学習障害)やASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)などの発達障害のお子様向けの教材は溢れるほどあり、そして最近はクオリティの高いものも手に入りやすくなってきました。では何故よい教材探しのお悩みは尽きないのでしょうか? それは‘よい教材’が必ずしも‘合う教材’ではないからです。発達障害のお子様向けの教材というのは、理解の仕方に合せて作成されているものの、その「理解の仕方」というもの自体が人それぞれです。なのでAちゃんにぴったりの教材が、Bくんにとっても素晴らしいかというとそうとは限らないのです。

そのため、ブログの中ではどういう特性のあるお子さんにおすすめなのかまでお伝えをしていきたいと思います。

(念のために申し上げておくと、教材の出版社とTEENSは特に関係はなく、使用者としての一見解です)

今回とりあげるのは、こちら。

『医学と教育との連携で生まれたグレーゾーンの子どもに対応した作文ワーク 初級』

初級・中級・上級があります。
今回は初級のご紹介です。

とっても有名な教材なのでご存知の方も多いとは思いますが、小児科医と学校の先生が作り上げた教材です。この本は文章を書くためのルールが細かく詰まっており、中学生くらいでも見直したいような内容になっています。(ほとんど平仮名なので実際には小学生向けですが)

この教材の特徴は以下の通りです。

1.「なぞる」=>「書く」をスモールステップで取り組める

まずなぞり、少しずつなぞる箇所が減っていき、最後に自立的に書く、という流れで作文を書くまでのスモールステップを踏むことができます。「書く」ことの基礎は「なぞる」ことにありますが、基本的に学校で行う「なぞる」練習は平仮名や漢字の一字一字について行う場合が多いです。しかし、本書ではひらがなから数行にわたる文章まで、「なぞる」=>「書く」の流れで取り組めるのが特徴です。

2.自立的に取り組める

1でお伝えしたように、初めは機械的にできる作業から徐々に自立的に取り組む作業へと移行していくので、大人がつきっきりにならずとも課題に取り組むことができます。

3.作文を書くための全ての要素が詰まっている

一口に「作文を書きましょう」と言っても、そこには書字、句読点、助詞や接続詞の使い方、語彙、単語の活用、想像力、、、と、様々なハードルがあります。この本では、作文を書くための要素を細分化され、ひとつひとつ丁寧に取り組むことができます。

『「」(かぎかっこ)をつかう』なんてページだけで4ページもあるんですから、いかにスモールステップを重視しているかが分かります。

4.「正解」があると安心するタイプのお子さんにおすすめ

作文の苦手なお子さんがよく仰るのが(特に自閉症スペクトラムのお子さんが多いですが)、「何て書けばいいか分からない」という言葉です。往々にして「何でもいいから早く書いちゃいなさいよ」と返されてしまっているのですが、その何でもよいが難しい。こちらの本では授業や運動会など、実際に作文のお題に出されそうな内容の短い作文が例として載せられているため、真似ることから学んでいかれます。

発達障害児向けの教材というのは、LD児向け以外のものもたくさんあります。もっといえば、特に発達障害児向けでなくとも、視覚的にわかりやすい良質な教材といのもありますので、今後ほそぼそとですがご紹介していきたいと思います。

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