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発達障害のあるお子さんの進学先について考える ~シリーズ④ その他の進学先について~

進路 2015年9月2日

TEENS御茶ノ水の大橋です。

発達障害のあるお子さんの進学先について考えるシリーズ、第4回です。これまでの3回では、「中学受験という選択」、「通信制高校・サポート校という選択及び具体的な学校の中身の紹介」を行ってきました(過去3回の記事はこちらよりご覧ください)。今回は、その他の進学先について書いていきたいと思います。

1つ目は、特別支援学級・特別支援学校です。いずれも発達検査の結果やIQなどによる目安の入学基準があります。それらの結果を踏まえつつ、教育委員会や現在通っている学校、実際に入学を希望する学校の相談員やコーディネーターとの相談を経て、入学の判断がされます。以前TEENS利用者の保護者より、「特別支援学校高等部を希望しているのだが、相談したらIQが高すぎるので難しいと言われてしまい、困っています」と相談を受けたことがありました。ドクターから意見書を書いてもらい、最終的には入学許可が出たようですが、あくまでも検査結果等は目安であり、通常の学校や学級でどのような困り感があるのか、というところで最終判断がされます。

特別支援学級は、通常の公立小・中学校内に併設されている学級になりますので、通常学級に所属しているお子さんと一緒に授業を受けたり、交流したりする機会があります。特別支援学校は、障害のあるお子さんだけを集めた学校なので、上記のような交流の機会はないのですが、その分専門性を持った先生がより多くいます。また支援学校の方は就職への意識が高く、学校によっては小学部入学時から「高等部卒業後の就職を見据えてください」と保護者に伝えるところもあります。高等部になると職場実習なども多く入って来ます。どちらにも良さがあるので、その2つの選択肢で迷う場合には、お子さんにどのような経験や将来を歩ませたいか、によって選択するのがよいでしょう。

また、都立永福学園など、入学試験(作文+面接)がある高等特別支援学校もあります。TEENSでも入学試験のある高等特別支援学校を目指しているお子さんがいます。現在入試に向けて作文・面接指導をしている真っ最中で、面接中の様子を動画に撮って本人にフィードバックなどもしています。自分の姿を客観的に見るのは恥ずかしい、とそのお子さんは言っていましたが、自身を客観視するのが苦手な発達凸凹のあるお子さんにとって、とても有効な手段かと思っています。

2つ目は高等専修学校です。都内で有名な学校としては、武蔵野東高等専修学校があります。幼稚園から高校までを擁する一大学園で、TEENS利用者でも通われているお子さんがいらっしゃいます。TEENS利用者に限って言うと、中学・高校と6年間一貫して在籍お子さんが多いです。就労に向けて必要なスキルをしっかり身につけさせてくれる学校なので、挨拶・礼儀・言葉遣いなどを丁寧かつ厳しく指導してくれます。高校2・3年時で職場実習に行きますが、多数の提携先企業の中からお子さんの適性に合った職場を紹介してくれるので、実習先がそのまま就職先として決まることも多いとのことです。

これまで4回に渡り、発達障害のあるお子さんの進学先について考えてきましたが、お子さん自身で進路先を選択をしていくことは中々難しいことなので、最終的には保護者様の「我が子にどのような道を将来歩んでいってほしいか」という思いを軸としつつ、ある程度保護者様がリードをしつつ選択をしていくのが良いのではないか、と改めて感じています。

今後もまた新たな知見が溜まってきましたら、続編を書いていきたいと思います。

◆特別支援学級とは、小学校、中学校、高等学校および中等教育学校に、教育上特別な支援を必要とする児童および生徒のために置かれた学級のことである。

◆特別支援学校とは、障害者等が「幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準じた教育を受けること」と「学習上または生活上の困難を克服し自立が図られること」を目的とした学校のことである。

◆高等専修学校とは 、「就労や実際生活に必要な能力を育成する」ことを目的とした、中学卒業者を対象とした学校のことである。

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