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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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千葉県松戸市 「興学社高等学院」| 発達障害に理解のある学校 インタビュー特集 vol.004

教科書には書いていない魅力ある授業を 90種類以上から選べる『自由選択授業』

大橋 授業内容の特徴を教えていただけますか?

大和先生 そうですね。当校では『自由選択授業』というのを採用していて、子どもたちが自分の興味・関心に合わせて授業内容を選べるようになっているんですよ。その選択科目が大体90種類以上くらいあります。

大橋 90種類!

佐藤先生 子どもたちが自分たちで授業を選ぶというスタイルの学校は少ないですよね。通常の通信制のサポート校であれば、当然、日ごろからスクーリングに備えた勉強であったり、試験・レポートに備える勉強をしなくてはいけないので、授業を選べても午前だけ、午後だけ、というようになるのが実情です。

ですが我々は特殊なシステムを取っていますので、選べる授業、おもしろい授業、将来の本当に役に立つ授業、教科書には書いていない魅力ある授業といったものを、丸一日、毎日展開しています。これは最大の魅力だと思います。

大橋 選択授業はどんな科目があるのでしょうか?

佐藤先生 心理学とか、ハンドベル、フォトといったここでしか学べない特殊な授業から、ExcelやWord、プログラミングやHTML言語の授業など社会で役立つスキルが学べる授業も選択できるようになっているんですよ。

特に人気第一位の心理学というのは、毎年教室に生徒が入りきらないほど希望が殺到します。高校生がとりくむものとしてかなり本格的な内容で、生徒たちにとっても刺激が大きいみたいです。

大橋 なるほど。コースとしては、総合進学科、特進科、リベラルアーツ科などいくつか科があるようなのですが、それらの違いを教えていただけますか。

佐藤先生 メインとなってるのは総合進学科。特別支援学校に行くような感じではないけれど、でも普通の学校に行くと、特性や心の問題などで確実に苦しみを味わってしまうであろうという子たちが、安心して学べる環境として通っています。

特進科に関しては、総合進学科に入ってきた子の中で、非常にIQが高い、勉強が得意な子が、ここで元気を取り戻して「もう一度勉強を頑張ろう、一流大学を目指そう」となったときのクラスです。提携している、東進グループの校舎で映像の授業を受けて一流大学の受験勉強を行います。

リベラルアーツ科は2016年からスタートしたコースです。簡単に言うと、高等学校の特別支援学級。ただ、特別支援ではなく、リベラルアーツという言葉を使いました。”分野問わず”という意味合いもありますが本当にその子たちに必要なことを教えている、というイメージです。

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