文章を読む、文字を手書きする、計算する、人が大勢いる場所で集中する…など、学習の場面でカベにぶつかりがちな発達障害の子どもたちがフェアな環境で挑戦するためのサポートをします。
ご利用契約後、以下のような流れで進めます
① ご本人・保護者へのヒアリング(ニーズの聞き取り)
② 学校などの連携機関とすり合わせ
③ 実際の導入に向けてご本人・保護者・連携機関をサポート
サポート期間は3~6カ月程度を想定しています。延長やモニタリングが必要な場合には別途ご相談に応じます。
発達障害のある小学生・中学生・高校生
1,000円/回 程度
※TEENS訪問支援は「保育所等訪問支援」という枠組みを利用するため、行政から補助を受けながら利用することが可能です
※利用料は所得に応じて変動しますが、1回1,000~1,500円を超えることはありません
※新宿区外の場合、スタッフ1名分の往復交通費を請求させていただきますのでご了承ください。
※現在はTEENSご利用者様限定して受け付けています。
TEENS訪問サービスでは、お子さん自身や親御様からお話しを伺ったりお子さんの様子を拝見させていただき、まずは「何に困っているのか」、「どんな配慮があると過ごしやすくなるのか」などを明らかにします。そのうえで、先生との面談をさせていただき、ご本人の要望を学校で実現可能な方法で叶えられるよう、具体的方法を提案しながら、実際の導入へ移っていきます。導入後もTEENSスタッフが責任をもって経過を見守り、必要に応じてフォローいたします。
学校で学ぶことには、お子さんにどんな力を身につけさせたいのか、お子さんのどんな力を見たいのか、それぞれ目的があると思います。
その本来の目的に到達するまえに、発達障害のお子さんたちが壁にぶつかってしまうことがないよう、サポートしたいというのが私たちのミッションです。
例えば、感想文を書くのは「自分の感じたことを文章にする」ということが目的だとします。字を書くことが苦手なお子さんは、「感じていることはあるのに、字が書けないから感想文を書くことができない」という状態に陥ってしまうのです。
そこで、タブレットやPCを使うことで、自分の感じたことを感想文という形にすることができるようになります。
合理的配慮を求めることは「特別扱いを受ける」ということではなく、本来の目的に応じた教育をうけるため、フェアな環境でお子さんの力を発揮するための準備だといえます。
TEENS訪問サービスでは、学校で学ぶことの本来の目的をおさえながら、苦手な部分を補うための方法を一緒に考えていきます。
合理的配慮とは、ハンディキャップのある人たちの要望を受けて、社会の中にあるバリアをとりのぞくことを言います。
困り感を持つ人に「自分がこれが苦手なのでこう配慮してほしい」という発信をしてもらい、それに対して各機関が対応できるかを考えましょう、という概念です。
ただし、ニーズを伝えたとしてもすべてが受け入れられるとは限りません。「過重な負担」がない限りにおいて、配慮が認められることになっています。
TEENS訪問サービスでは、配慮を受けることを「特別扱い」、「ズルいこと」ととらえるのではなく、「フェアな環境で学ぶための工夫」なのだという理解を広め、お子さん一人ひとりが必要な配慮を受けながら、本来の力を発揮し、のびのびと過ごせる環境をつくっていきたいと思っています。
こちらもご参照ください:発達障害 小中高生のための「合理的配慮」教室