午前中は共通科目の授業ですが、午後の授業は70分間の選択科目となっています。例えば、美術、調理、鉄道、英会話、ダンス、筋トレ、アニメ、陶芸…などなど、今年は20種類以上もの授業を開講しています。これは全校生徒にアンケートを取り「どんな授業があったら楽しいか」「どんな授業があったら学校に行きたくなるか」、生徒達の意見を尊重して開講しています。部活だと参加のハードルが高いという生徒でも、授業だと気軽に参加できるようで、「選択授業を楽しみに登校している!」という生徒の声もよく聞きますね。縦割りの授業なのでクラスや学年を超えて同じ趣味の子たちが集まってくるので、友達作りのきっかけにもなっているようです。
友達との関わりは登校のモチベーションに繋がるだけでなく、一緒に取り組んだ経験が生徒の社会性や成功体験にもつながると考えているので、行事にも力を入れています。まず入学後すぐにバス旅行(デイキャンプ)があります。旅行前は緊張していた様子の生徒達も、帰ってくるころには和気あいあいとした雰囲気になっていますね。結果として、直ぐに友達ができ、自然と学校に居場所ができるのでGW]後も継続して通えるようになっています。
その他にも、体育祭や文化祭や旅行など様々な行事や部活、委員会活動が充実しています。友達づくりに自信がなくても自然と友達をつくれる機会がたくさんありますので安心して欲しいです。
1年次から進路指導が始まり、3年間かけて自分にあう進路を選んでいくことができます。2年次には大学受験をする生徒は大学進学クラスに分かれて、模試受験なども含め受験準備を進めていきます。総合型選抜や指定校推薦などで受験する生徒も多いので、面接や小論文の対策などのサポートも手厚く行っています。
福祉就労を目指す生徒の場合は、1年生からSSTを意識しながら指導し、2、3年生では企業見学や職場実習を進めていきます。その他、卒業後に公的な訓練校や就労移行事業所などに入所し、じっくり就職準備をして就労を目指していきたいという生徒も増えていますが、焦らずじっくり決めていければいいですよと声掛けをしています。多機能型事業所ビジネスアカデミー(※自立訓練と就労移行が併設された社会福祉施設)とも提携しているので、そちらへのご案内をすることも可能です。また出来ることが増えてくれば手帳を使わずに専門学校へ進学して一般就労を目指す生徒たちも多くいます。
多種多様な選択肢がある中で、自分に合う学校を選ぶためには実際に自分の目で見て肌で感じることが大切です。ぜひ学校見学に足を運んでいただき、説明を聞いたり授業の様子をみて、お子さんが安心して通えそうか確認をしておくとよいと思います。卒業後の進路実績も重要なポイントとして併せて確認しておくとよいでしょう。
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ティーンズでは発達凸凹の子どもたちの進路選択の幅を広げるべく「発達障害*に理解のある学校」の情報を集めています。
「我こそは発達障害フレンドリー校だ!」という学校関係者のみなさま
「わたしの通う学校こそ発達障害フレンドリー校だ!」という在校生・保護者のみなさま
「この学校について詳しく取材してほしい!」という受験生・保護者のみなさま
ぜひこちらのページで紹介させてください。情報をお待ちしております!
✉teens@teensmoon.com (学校インタビュー担当 宛)
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます東京都新宿区 「東京文理学院高等部」| 発達障害に理解のある学校 インタビュー特集 vol.11