発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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東京都新宿区 「東京文理学院高等部」| 発達障害に理解のある学校 インタビュー特集 vol.11

「特性に理解のある学校の情報が欲しい」というお子さん・保護者に向けて、ティーンズがおすすめしたい学校情報をお届けします!

第11回となる今回は、東京文理学院高等部 半田 眞澄先生にお話を伺いました。インタビューを通して、東京文理学院高等部の教育内容やサポート体制について深く掘り下げ、発達障害があるお子さんを持つ親御さんが知りたい情報をお届けします。

東京文理学院高等部

学校名東京文理学院高等部
所在地〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-4-11
ウェブサイトhttps://www.t-bunri.co.jp/
Q1: 東京文理学院高等部の最大の特徴は何ですか?

通信制サポート校でありながら5階建ての独立校舎を持っており、しっかりとした校則があるので大変落ち着いた校風の中で普通の高校生活を送れるということが大きな特徴です。まじめで穏やかな生徒が多く、見学に来られる方からも「とても静かで集中して授業に参加されていますね」とよく驚かれます。

小・中学校時代に不登校を経験している生徒も多いですが、当校では落ち着いて過ごせる環境なので通えるようになった、友達と交流を楽しめるようになったという子が多く、実際に出席率は8割以上と他校と比較しても高いのではと思います。今年で創立34年目を迎えますが、これまで3500名以上の卒業生を輩出してきました。


Q2: 発達障害がある生徒へのサポート体制はどのようになっていますか?

教員は皆研修を受けており、軽度知的障害や様々な発達障害を持つ生徒への配慮について知識を持って、生徒それぞれの指導にあたっています。例えば、ADHD傾向のある生徒には机間巡視や声掛けを増やす、LD傾向のある生徒には教材にフリガナを振ったり、書字障がいのある生徒の板書はノートの代わりにパソコンなどの使用を許可していたりと、個別の困り事に応じてできる限りの配慮を行っています。

授業は心療内科の先生やカウンセラーの先生にも意見を伺い、生徒が集中力を保ちやすいよう「40分授業」としています。全科目4段階の習熟度別授業を取り入れていて、特に英語と数学はアルファベットの読み書きや算数から大学受験対応まで、様々な学習ニーズに対応しています。生徒一人ひとりの進度に合った学習プリントを用意していて、分からないところを質問しながら丁寧に進めていくことができるのもポイントの一つです。

また、満員電車が苦手、という生徒の声を受けて、9:30集合とするオフピーク登校も採用しています。これは設立した当時全国初の取り組みでした。登校に不安のある子は、初めは週2~3回からとか午後からの登校や適応指導教室を利用して少人数の教室から始めるなどハードルを下げて登校の練習を行いながら、週5登校を目指していくことも可能です。

困った時の相談先としては、カウンセラーが毎日常駐しており生徒だけでなく保護者様もいつでも相談することができます。学校での様子を踏まえたご家庭での見守りも重要と考えているので、ご家庭との情報共有はこまめに行っています。専用の連絡アプリで欠席連絡や学校からのお知らせなども保護者様にも同時に送っている他、電話などでも気づいた点があれば都度情報共有を行っています。

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