発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
MENU

神奈川県横浜市 「星槎高等学校」| 発達障害に理解のある学校 インタビュー特集 vol.010

「特性に理解のある学校の情報が欲しい」というお子さん・保護者に向けて、ティーンズがおすすめしたい学校情報をお届けします!

第10回となる今回は、星槎高等学校 蓮田 亮大先生・磯貝 和範先生にお話を伺いました。インタビューを通して、星槎高等学校の教育内容やサポート体制について深く掘り下げ、発達障害を持つお子さんを持つ親御さんが知りたい情報をお届けします。

星槎高等学校、実は2018年にもインタビューを行っています!ぜひご覧ください✨

星槎高等学校

蓮田 亮大先生(写真左)・磯貝 和範先生(写真右)
学校名星槎高等学校
所在地〒241-0801 横浜市旭区若葉台4丁目35番1号
ウェブサイトhttps://www.seisahighschool.ed.jp/access/

今回は個別の指導計画について主にインタビューしてまいりました。その中でどの生徒の良さも見逃さない良い仕組みを活用されていることが分かりました。

一人ひとりに合わせた“目標づくり”

星槎高校では入学されるお子さん全員に個別の指導計画(IEP)を作成しています。個別の指導計画とは、学習面・生活面その他について生徒一人ひとりの教育的ニーズに対応して、きめ細やかな指導を行うために、指導の目標や内容・方法、配慮事項等を盛り込んだ計画のことを指します。

全てのお子さんに個別の指導計画(IEP)を作成するために活用しているのが「STELLAR PLAN」です。これは個別の指導計画(IEP)を、教員・生徒・保護者の三者でリアルタイムで共有し、可視化するためのシステムです。


毎日の“ふり返り”が子どもを変える

生徒たちには特性に合わせた目標を毎学期提示しています。目標は学習だけにとどまりません。たとえば、「朝、自分からあいさつをする」「困ったときに友達に助けを求められるようになる」といった、人との関わりに関することなども含まれます。中には、「授業中に突然話し始めてしまう」などの行動が見られる子もいますが、「急に話すのではなく、ちょっといい?』と声をかけてから話す練習をしよう」と、小さなステップに分けて支援していきます。

以前は紙でやっていたこれらの記録も、今は「STELLAR PLAN」によりデジタル化され、生徒の皆さんには毎日タブレットを用いて、目標が達成されているか「セルフチェック」をしていただいています。

教員側からはその自己評価をもとにコメント等の振り返りをすることで、小さな成長が“見える”ようになります。このような振り返りが毎日行われることで、子どもたちの表情や姿勢が少しずつ変わっていきます。

 

NEXT PAGE “メタ認知”が育つと、子どもは強くなる

1 2
ページトップへ