ティーンズ

発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
MENU

第三回インターンインタビュー 働く「喜び」を学んだインターンシップ

 

TEENSインターンの木内です。

二回に渡るインターン採用説明会は、大盛況の中終了いたしました。
説明会は終わりましたが、もちろんまだまだインターン生募集中です!
ということで、これからもTEENSインターンの魅力をお伝えしていきたいと思います。

さて、今回は第三回になりましたインターンインタビューコーナー。

このコーナーでは、「どんなインターン生が活躍しているのだろう?」「TEENSインターンの魅力とは?」などなど、普段外からは見えにくいインターン生の活躍について、お伝えしていきます。

第三回は、TEENS新宿のインターン生の高田さんです。

高田さんは、現在東京大学大学院の修士の二年生で、教育哲学を専攻しています。現場での仕事に加えて、積極的にお仕事体験のプログラム開発にも携わっています。高田さんが開発したこしょこしょTEENS(本屋の店員として働くプログラム)は、お子さんにも人気のプログラムの一つです。

=====================

入社当初は想像しなかった自分

以前から、自分自身のコミュニケーション能力に自信がなく、直すにはどうすればいいか考えていました。その中で、カフェのアルバイトに挑戦したことをきっかけに、直そうと思ってもなかなか難しいことに気がついたのです。そこで、自分自身が自覚してコミュニケーションを直すことを斡旋しているような場所があるのではないかとふと思いました。そこから、コミュニケーションに何らかの困難さを抱える発達障害*の人と関わってみたい、と思い「発達障害」「支援」で検索しました。すると、一番上に出てきたのがKaienでした。

入社当初は、現場だけにずっと入るつもりでいました。しかし、次第にスタッフの方が仕事を評価し、期待してくれたこともあって、当初は思いもしなかったプログラム開発に携わらせてもらえることになりました。任された時は、自分にできるのか不安に思いましたが、仕事を与えてもらいやっているうちにやりがいを感じていることに気がつきました。自分は与えられた仕事をいかにこなすか、といったことに向いているんだとその時に知りました。

こしょこしょTEENSでは、お客さんが本を
思わず手に取ってしまうようなPOPを作成します

まずは安心できる「居場所」づくり

お仕事体験のプログラムを考える際、まずはお子さんが楽しめるかどうかを第一優先に考えています。単に働く力をつけるための場ではなく、TEENSをひとつの「居場所」として考えて欲しいからです。そのため、まずは安心して通える場、楽しめる場所にする、ということを考えてプログラムを作っています。

実際にお仕事体験をファシリテートする際も同じように「楽しめるかどうか」を常に気をつけています。例えば仕事の内容が難しい時は、最初のアイスブレイクに易しめのものを選び、お子さんがリラックスして仕事に臨めるようにしています。

それ以外には、お子さんにプログラムを通して得られるものを毎回与えられるよう工夫しています。それは具体的なPCスキル等もそうですが、それ以外に直接仕事のスキルに関わりはないけれど、何か「楽しかった」と思ってもらえるようなお土産のようなものです。
子供を相手にすることで初めて、発達に特性のあるお子さんの支援ができると思っています。

「生きる力」を身につけてもらう

やはり、お子さんの成長が見られた時が一番嬉しく感じます。

例えば、最近ですと自ら発言しなかったお子さんが喋るようになった、ということがありました。それまで、自ら発信する力をつけてもらえるよう、お仕事体験のプログラムでも会議といった形で「発言せざるを得ない状況」というのを意図的に作っていました。すると最初は何も発言しなかったお子さんが、「それいいね」と相手の発言に相槌を打っていたり、自分の意見を発言するようになっていきました。少しずつ「生きる力」を身につけていってるんだなあと思うと嬉しく感じます。

作戦会議の様子。
お客さんの目線に立ち、一人一人 意見を述べる様子は
まさに本物の本屋の店員さんみたいです。

対等に評価される経験

Kaienは、大手企業とは違いベンチャー企業です。年齢、今までの経験など関係なく、やった成果の分だけ評価されるという点がいいな、と思います。年末には「総選挙」というものがあり、スタッフ全員からの投票でその年に成果を出した人を評価し、ボーナスを決める仕組みがあります。こうしたユニークさもKaienならではだと感じますし、自分の仕事ぶりが評価されることはやりがいにも繋がります。

実際、去年の総選挙では、MVPをいただくことができました。正直、自分の能力はまだまだだな、と思っていたので、やる気面を評価してもらったのかなあと感じています。これだけ評価をもらっているからには、評価に応える働きをしなければと思いました。

社会に出て働くことをイメージできた

TEENSでインターンをする前は、働くことに対してあまりイメージができていませんでした。修士まで進んでいたこともあり、このまま研究を続けるのかな、と漠然と考えていました。「仕事をすること」に対する自信がなかったのです。

しかし、TEENSのインターンを通じて、社会の中で働くことは楽しい、と感じることができるようになりました。自分の関心であった「コミュニケーション能力を直すこと」という、非常に個人的な理由で始めたインターンでしたが、働いていくうちに「人を支援すること」の方に徐々にやりがいを感じられるようになっていました。

こうした働くことへの「自信」を得たことによって、進路の選択肢の一つとして「就職すること」が加わりました。実際、来春からコンサルティング会社に就職することになりました。Kaienで働くことへの自信を得たことが、この選択に間接的に影響を与えてくれたと思います。

—————————–

いかがでしたか?

木内は同じインターン生として、常に真摯に仕事に向き合う高田さんを見て、入社当初から刺激を受けていました。
普段は大学も違い、学ぶ分野もバラバラな個性あふれるインターン生に出会えることも、TEENSのインターンの魅力の一つではないかと思います。時には真剣に、将来何がしたいか語りあったりもします。そうした「同志」と切磋琢磨して、日々楽しく働いているのが、当社のインターンです!

みなさんのご応募、お待ちしております!

###

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

ページトップへ