TEENS新宿の花岡です。
以前は通信制サポート校で教師をしており、発達障害とは診断されていないものの、グレーゾーンのお子さんを多く見てきました。
(通信制サポート校とは、通信制高校と提携している塾です。通信制高校のレポート作成の補助だけでなく学習や生活の指導を行うので、通常の学習塾と違い朝から夕方に授業をします。サポート校に通う理由は様々で、いじめや学力不振が理由で不登校、留年しそうになった、進学校で疲れ果ててしまった、校則違反をして退学になった、メンタルが理由で全日制高校は体力的に厳しいなどなど…様々な事情の生徒が集まります。)
今回は、TEENSに入社してから驚いたことや気づきを書きたいと思います。
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日々考えさせられます。 |
一番驚いたことは、スタッフがお子さんのふるまいや発言の内容まで指導していたことですね。
当然ですが、信頼していない大人に苦手なことを指摘されたら、聞く耳は持ちませんし心が傷つきます。(特性上、他人の視線を気にしないお子さんもいますが、信頼関係がベースなのは変わらないと思います。)
指摘を受け入れられる段階まで信頼関係を築く難しさは、前職で身をもって知っているので、感動とともに本当に驚きました。
何年もTEENSに通っているお子さんは、初対面で全く人見知りしないことにも驚いています。(前職では、「この先生だれ?怖い?自分を傷つけない?」という反応をして、近寄ろうとしない生徒がほとんどでしたので…)毎セッションで違う指導員が担当している効果なのだと思います。
次に、気づいたこと、というよりも再確認をしたのは、「発達障害の有無に関係なく、人を成長させる方法は共通している」ということです。
”相手のつまづきや苦手に応じたアドバイスをする”
前職とTEENSでたくさんのお子さんに接してきた実感値では、1つの分野の中で連続した苦手があるわけではなく、できることとと苦手なことが虫食いで存在している人がほとんどなのではないかと思います。ですので、結局はオーダーメイドが一番で、手間がかかるように見えて一番効果的なのだと勝手に確信を持ちました。
お子さんに合わせて臨機応変に接することができる指導員になることにゴールはありませんが、セッションごとに「できた!」というお土産を持って帰ってもらえるように勉強を続けていきます。