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HOMEスタッフブログ祝!合格おめでとうシリーズ④~「やる気スイッチ」で実習合格し見事採用へ~

祝!合格おめでとうシリーズ④~「やる気スイッチ」で実習合格し見事採用へ~

受験 2016年4月15日

TEENS横浜スタッフの西田です。4月の後半に入り桜も葉桜となった今日この頃、世間では新入職員の研修等が行われていることかと思います。3月にTEENSを卒業したお子さんの中にも、見事採用をつかみ取り4月から新社会人として頑張って働いているお子さんがいます。今回は実習から採用までのTEENSでの取り組みについてご紹介します。

高校2年の夏からTEENSに通い始めたK君。今年3月に高校を卒業し、4月からF社で事務の仕事に就いています。TEENSでは就職を見据え、「常に職場を想定して作業に取り組むこと」を繰り返し練習してきました。

2度の職場実習~「実習は作業であって仕事ではない?」~


高校3年生の11月に2回目の職場実習に臨みました。K君なりに一生懸命頑張ったとは思いますが、作業中に色々と周囲が気になったようで、ミスの指摘や実習生として相応しくない発言があったと注意を受けることもあり、残念ながら採用までには至りませんでした。TEENSでは実習中にも振り返りを行い、ご本人の実習ノートを元に「物の管理」「集中力」「時間管理」という課題が出ていることを確認し、改善策を一緒に考えました。しかし、実習が終わると自身の興味のある学習を優先する場面が目立ち、働くためにやらなければいけない課題や優先順位について助言すると「その課題は一体いつまでやらなくちゃいけないんですか?」という発言も見られました。K君の認識としては、実習と仕事は別物であり、働く上での課題を改善することが就職に必要だということが結びついていない様子でした。本人も進路への焦りを口には出しますが、「働く」イメージが持ちにくく、周囲は「卒後に就労訓練を積んで就職した方が良いのでは」という雰囲気になっていました。

3度目の職場実習~突然?入った「やる気スイッチ」~

年明け1月に、学校のサポートで3回目の職場実習を受けられることとなり、TEENSでは徹底して過去の実習時に出た課題を確認し対策を考えることにしました。仕事への意欲を示すために①質問する際は意見を持って尋ねる②業務の目標を持って作業効率を挙げる工夫する事、等を確認しました。すると、今回の振り返りでは、「以前の課題についてはこう意識した」とスタッフが促す前に自分で考えて動いていることを言葉で説明できるようになっていました。また、実習で使用していたメモ帳にもこれまでと違い多くのメモが取られており、ちゃんと後で整理して書いているというのもわかるような記載もありました。
実習終盤にはK君から「ここで働きたいです」という発言も初めて聞かれ、同時期に実施した保護者面談では、自宅でもこれまでには無かった行動(実習が休みの日には、仕事のため体力作りをする、入浴などの整容面もかなり意識している)が見られ、「こんなに本人がやる気を見せたのは初めてです」とお母様も驚かれていました。
実習終了後しばらくすると、K君から実習は合格をもらい採用となったと報告があり、スタッフ皆でホッとしつつ「おめでとう!!」と大喜びしました。




採用された秘訣は何か
①  細かいステップや行動目標を作る

TEENSでは働くことを見据えた支援を行っていますが、「今行っていることが先に繋がる」という漠然とした意識が持ちにくいお子さんが多いため、短い期間に区切って近い未来からイメージできるよう目標立てをしています。実習中の振り返りでは、就職したい=>実習合格=>日々の作業を正確に丁寧に行う=>明日の作業は〇〇を□分内に行う!報連相は〇〇についてはこのタイミングで□□さんにする、という所まで落とし込んで確認しました。

②  人の振り見て我がふり直そう

3度目の実習中の振り返りでは、同時期に来ていた他の実習生の行動について「~が困る、あの行動は良くないんじゃないか」等気になるという話がK君から出ました。聞けば聞くほどスタッフは「なんだかK君にソックリ…」と内心思いつつ、他者を客観的に見てどう感じたのか、相手に振り回されないために自身はどう振る舞えばよいかを伝えていきました。

結果的には会社とご本人が上手くマッチングしたのだと思いますが、K君の「ここで働きたい」というやる気スイッチと、上記のTEENSでこれまで努力してきたことが繋がったのではと考えられます。

先月行われたTEENSの卒業イベントにもK君は快く参加してくれ、帰り際も最後まで名残惜しそうにスタッフと話をしていました。今頃、新入社員として研修に励んでいることと思います。
人懐こく、TEENSでは年下のお子さんにも優しく接していたK君。おしゃべり好きな明るい一面を職場でも発揮できるといいですね。今後の活躍を期待するのはもちろん、いつかTEENSに社会人としての顔を見せに来てくれるのをスタッフ一同楽しみにしています!

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