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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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発達障害+eスポーツ! | 世代を超えたeスポーツ&デジセライベントを実施

ティーンズ御茶ノ水 2019年11月14日

TEENSの森谷です。先日行われましたTEENS+Kaienのeスポーツ&デジセライベントについてお話します!

eスポーツ? デジセラって?

eスポーツとは、コンピューターゲームをスポーツとしてとらえたものです。基本的には複数人で対戦するものを指しており、近年は日本でもそれを職業とする人=プロゲーマーが脚光を浴びています。

デジセラとはデジタルセラピーの略称です。簡単に言ってしまえば、デジタル(電子機器)を使ったセラピーのことを意味しています。

ネットで対戦! 離れていても、みんなで遊べる!

10月14日体育の日、TEENSおよび就労移行支援Kaienが合同でeスポーツイベントを開催しました。各事業所に参加者が集まり、テレビ会議システムでそれぞれの様子を映しながら進行しました。私がいたのは御茶ノ水でしたが、開催日には多くのお子さんがTEENS御茶ノ水に集いました。

TEENSの貸し出し用パソコンで練習し、その場で対戦するのではなく、遠く離れた場所の相手チーム(今回で言えばTEENS新宿など)とネットを通じて対戦します。しかも年齢も様々……。別のチームには大学生や大人も参加していました。まさに世代を超えた対戦が行われていました。

今回の試合に使用したのはロケットリーグというゲーム。

公式サイト Rocket League®

車でサッカーをするという一風変わったゲームでした。

お子さん達に経験者はいなかったため、皆で操作方法の確認から行います。「どれで進むの?」「ひっくり返った!」「ボールどこ?」わいわいと楽しみながら練習をしていました。

本番になるとプレイするチームと観戦するチームに分かれ、開始の合図を待ちます。挨拶を 交わし、試合開始! 試合に参加しているお子さんは真剣そのものですが、周りで見ているお子さんも必死で応援します。「いけいけ!」「そっちそっち!」これまでにも何度かeスポーツイベントは開催しましたが、一番熱く一体感を感じた回となりました。

eスポーツだからこその楽しさ

粗大運動が苦手で体を動かすのにはしり込みしてしまうお子さんも、eスポーツだからこそ、ゲームという楽しみがあったからこそ参加をしてくれたように思います。いつもは目立たず静かにしていたお子さんが指先の器用さを発揮してシュートを決め、ヒーローになった瞬間など現場はおおいに盛り上がりましたし、ご本人の自尊心も満たされたのではないでしょうか。
友達同士の付き合い方や集団の中での過ごし方などが分からず困ってしまうお子さんでも、ゲームを通じてなら友達になれますし、普段の生活では得にくい「一つの目的に向かってチームで頑張る楽しさ」も感じ取ってくれたのではないかと思っています。

次回は1月にeスポーツのイベントを開催する予定です。またお子さん達の熱い戦いを期待します!
集え! 挑戦者!

【参考】TEENSの集団セッション 放課後等デイサービスプログラム「お仕事体験」

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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