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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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LDの子の学習方法 特効薬はあるのか2021年6月号

1. 無料でTEENSを体験できます

TEENSではコミュニケーション術、お金や物の管理法、勉強の仕方や就職活動の準備などお子さん方の『未来の武器』となるプログラムを毎日受講できます。今月は新しい取り組みとなる「スクーリング」を紹介します。初めての方は無料で体験できる「体験セッション」でぜひご利用ください。

TEENSサービス詳細: https://www.teensmoon.com/about/about/

スクーリングを6/20(日)からスタート

リアルな場で交流をー。初回は6/20(日)にKaien新宿で開催。今後月1回実施していく予定です。スクーリングでは、コミュニケーションやライフスキルの講座などを通して、同世代との交流を深めていきます。当日は無料の見学会も実施します。こちらからご予約ください(定員オーバーの場合はキャンセル待ちをご選択ください)。

2. 【ウェブセミナー】6月も開催!発達障害*の子の将来に備える無料イベント

6月の無料オンラインセミナー。テーマは「先輩から学ぶ未来の準備」

今回は、高校卒業後の姿をイメージできず不安を抱いている方向けのセミナーです。

進学、就職…今は選べない。この先どうしたらいいの?
本人が「どこにも行けない・行きたくない」と言っている。どうサポートすればいいの?

先輩当事者のインタビューを通して、思春期時代から未来の自分をイメージできるような準備の方法、また親御さんのサポートのヒントをお届けします。
ゲストスピーカーは、現在次の進路に向けて準備をされているTEENS卒業生の方、また既に就職をされた当社の「生活訓練」修了生にご出演いただく予定です。

 【オンラインセミナー詳細】

アーカイブ公開中!5月開催『当事者から学ぶ!発達障害×不登校の子の自信と個性の伸ばし方』
 

不登校を経験したお子さんとご家族にインタビュー

お子さんの不登校になったきっかけや自分や社会のことをどのように理解していったか、ご家庭では何を大切にして子育てをされてきたか、どんなことが助けになったかなど小中高の学齢期ごとの具体的なお話が伺えます。様々な事例を通して、お子さんとご家庭のそれぞれの視点から「発達障害×不登校」を率直に語ってくださっています。

アーカイブはTEENSウェブサイトにて視聴いただけます。☛ https://www.teensmoon.com/information/onlineseminar/

3. すきま時間にチェック!TEENS情報、SNSで発信中!

TwitterYouTubeFacebookで情報をキャッチ!TEENSのサービスやイベントの紹介のほか、発達障害に関するニュースなどの情報を発信しています。Youtubeではオンラインプログラムのハイライト動画が見ることができます。ぜひご覧ください。コメントやいいね!、リツイートなど反応をいただけると嬉しいです!

4. 今月のQ&A <LDの子の学習方法 特効薬はあるのか>

TEENSの飯島が、Q&Aにお寄せいただいた質問にお答えします。

Q. 学習障害のある中学2年生の母親です。LDの診断を受けており、「普通の方法では勉強ができるようにはならない」と医師から言われました。とにかく読み書きが遅く、誤字脱字も多いのでテストは赤点だらけです。パソコンやタブレットの使用も検討しましたが、将来のことを考えると他の子と同じくらい手書きの精度をあげたくて、トレーニングをすべきではないかと考えています。本人はがんばっているのですがどんどん自信をなくしており、見ていてとても可哀想です。どのような対策がありますでしょうか。

A. 将来のことを考えるとパソコンやタブレットを活用した方がよいと思います。

LDの正式な英語表記は「Learning Disabilities/Learning Disorders(学習障害*)」ではありますが、最近は「Learning Differences」…”学び方のちがい”なんて風に考えられ始めています。

ご質問者様のお子さんはそもそも文字の見え方や認識の仕方が、多数派の人とはちがう特性をもっています。なので、”他の子と同じように”はできません。する必要もありません。

書字や読字は学習の本質ではないのですよね。考えを表現したいときにはタイピングすればいいのです。読むのが難しいときには音声読み上げ機能を使いましょう。書くことや読むことにいっぱいいっぱいになって、思考したり知識を得たりするチャンスを失うほうが、よほど勿体ないです。

…とはいえ、おそらくここまで書いたことは親御さんも散々悩まれたことだと思います。王道とはちがう選択肢をとることって、簡単ではありませんよね。

ただ、”他の子と同じように”を目指すことの不毛さには薄々勘づかれているのではないかとも思います。なので、保護者やお子様が不安なく、自信をもって自分らしい学び方を模索していくために、実際にICT機器を学習に導入した先輩の体験談を聞いてみることをおすすめします。自分と学び方が似ている人は同じクラスにはいないかもしれませんが、日本中には必ずいます。

そんなときにまずおすすめしたいのは東京大学が行っている「DO-IT Japan」の活動報告書。インタビューが盛りだくさんです。 ☛ https://doit-japan.org/report-video/

また、TEENSではロールモデルとなるような先輩方に登壇してもらう無料セミナーを毎月開催しています。今回はLDがテーマではありませんが、自分らしい選択をするヒントは得られると思います。 ☛ https://www.teensmoon.com/information/onlineseminar/

お子さんが勉強への意欲のあるうちに、ご本人に合う学びのスタイルを模索していくことを強く強くおすすめします。

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

*学習障害は現在、DSM-5では限局性学習症/Specific Learning Disability、ICD-11では発達性学習症/Developmental Learning Disorderと言われます

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