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親が発達障害でも大丈夫?2020年3月号

  1. コロナウイルス感染拡大に伴い ZOOM自習室オープン
  2. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース 「ディスレクシア治療市場調査」
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「親が発達障害でも大丈夫?」

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『発達障害の子のためのハローワーク』が完成 2017年7月出版

1. コロナウイルス感染拡大に伴い ZOOM自習室オープン

TEENSでは、コロナウイルス感染拡大に伴い学校が休校になり、なおかつTEENSへのご来所も難しくご自宅で過ごされるお子様向けに、本日より『Zoom自習室』をオープンいたします。

こちらのサービスでは、お子様が学習にとりくんでいる間、テレビ会議システム『Zoom』を通じて学習の様子を見守りながら、学習の応援をします。

ご自宅で過ごしていただきながらスタッフの見守り受け、安心感や適度な緊張感を保てる環境の中で学習をしたり、休憩時間にはお子様同士の交流をお楽しみいただくことができます。

『Zoom自習室』は今回の一斉休校に対応すべく放デイTEENSご利用者様向けに実験的に・期間限定でスタートしました。今後、遠方に在住されていたり学校に通われていない思春期 発達障害のお子様へオンラインで行うサポートへと繋げていかれればと考えております。

2. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース ディスレクシア治療市場調査

このコーナーでは海外メディアが伝えた子どもの発達障害に関する注目記事をセレクション。解説を交えてお伝えします。今回は『ディスレクシア治療市場調査』、『ADHDリーダーシップ 特性を生かし生き残り活躍するため』の2本です。

①ディスレクシア治療市場調査

Dyslexia Treatment Market Trends, Research, Analysis & Forecast 2026 Major Growth

こんな調査があるのだとびっくりしました。ディスレクシアの治療に関する世界的な市場調査です。2026年までどのようにマーケットが大きくなっていくかをまとめています。具体的な数字は出ていませんが、相当数の製薬企業が取り組み始め、「急拡大(rapid growth)」が見込まれるようです。

これまでは化学を中心とした薬を作り出していた製薬会社が、AIやデータを使ってデジタルセラピーをする流れになっていて、その一つの対象が、これまで化学的なアプローチが不可能だったディスレクシアなのでしょう。

②ADHDリーダーシップ 特性を生かし生き残り活躍するために

Survive And Thrive With ADHD Leadership: Everything You Need To Know From A CEO Who’s Been There

ご自身が上司として働いている人による記事。米国の起業家の35%がディスレクシアで、ADHDの人はそれ以外の人に比べて起業率が2倍高いということです。一方で、新しいことを始めることと、リーダーシップが違うことも記載されています。

結論としてはADHDの特性はリーダーシップにあうところが多い。でも抜け漏れも多い。自分が不完全だとADHDだと知ることが多いので、他の人の力を上手に組み合わせればチームがうまくいく。という多様性についてのお話でした。どのようにADHDの力を経済活動につなげるか。当社でも研究を続けていきたいと思います。

3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「親が発達障害でも大丈夫?」

ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。

Q. 親が発達障害(ADHD、ASD)でも大丈夫だと思われますか。

A. 大丈夫だと思っています。というより、親御さんが発達障害のある方でも定型発達の方でも、心得ておくべきところに変わりはなく、どちらの方が有利ということもないかと思います。診断がおりた直後などで、親御さんが戸惑われているときによくお伝えすることをまとめておきます。

頼れる人をみつけよう

とあるお母様が『子育ては積極的にアウトソーシングすべし』と仰っており、なるほどなあと思いました。発達障害のお子さんの子育てに必要な情報やリソースはたくさんあります。

一方で、それらの中からお子さんに必要なものを見立て、選び、実施していくのはとても大変なことです。医師、カウンセラー、先生、ケースワーカー、療育スタッフなどなど…お子様の成長を一緒に考えて、応援してくれる人と繋がっていくことを目指しましょう。

『子どもの人生はその子のもの』だというのは忘れないようにしよう

発達障害のお子様の子育て・教育の大切なキーワードのひとつとして「成功体験」というものがあります。もちろんこれはとっても大切なことです。

一方で、お子様のサポートに一生懸命になるあまり、転ばぬ先の杖を用意しすぎて過干渉気味になってしまうとどうなるでしょうか?自己決定の機会を失ったままでは、お子様が自分自身の人生への当事者意識が弱くなり、大人になったときに無気力状態になってしまう恐れがあります。

定型発達の子よりも入念な伴走が必要なことの多い発達障害のある子の子育てにおいて、どれくらいの距離感を保つのが正解か…それはとても難しい問題です。そのため、親御さんだけで思い悩むことがないように、【子育ては積極的にアウトソーシングすべし】の精神で親以外の伴走者を増やしながら、距離感について相談しながら、進めていかれるとよいでしょう。

ご自身のケアも大切にしよう

子育てには、親の心と身体の健康が大切です。お子さんのサポートに一生懸命になるあまり、ご自身のことをないがしろにするとかえって心の余裕を失って悪循環に陥ることもあります。

睡眠時間は足りていますか?家事はもっと適当でもいいかもしれません。
愚痴をいいあったり、支え合ったり、応援し合える人はいますか?
心身に不調がでたときに、お医者さんに頼ることができていますか?

特に、親御さんご自身も発達障害の傾向がある場合、「完璧にやらねば」と息苦しくなったり、疲労への自覚がないまま極限まで追い込まれてしまう例をよくお見受けします。一生懸命な親御さんほど、心を病んでしまう人も決して少なくありません。

そして何度も【子育ては積極的にアウトソーシングすべし】に繋がっていきますが…。放課後等デイサービスやショートステイなど、お子様の生活をサポートしてくれる機関はたくさんあります。上手に活用しながら、ご自身のことを大事にすることを覚えていてください。

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『保護者が子どもの一番の専門家』というのを常々感じています。私たちは子どもたちに対し、親御さんと同じだけの深さの理解と愛情をもって接することはなかなか難しいですが、その分役に立つような情報をお届けしたり、親には見せないお子様の新たな一面を引き出したりしていけるような伴走者になりたいなと強く思っています。発達障害の魅力にとりつかれているサポーターは世の中たくさんおりますので、ぜひ上手に頼ってください。

【参考】同じ悩みをもつ保護者同士で繋がろう!<ご家族向け>10代以降の発達障害を考える『就職準備勉強会』

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