発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
MENU

最新情報

2025年6月3日

DCD・LDの子どもたちに“できた”を届けたい──支援教材・グッズ体験会レポート@Kaien秋葉原

DCDやLDの子どもたちへ──「困りごと」には、理由がある

発達性協調運動障害(DCD)学習障害(LD)をもつ子どもたちは、日常生活や学校生活の中で、周囲には見えにくい困難に直面しています。

  • ノートをとるときに手が疲れてしまう
  • 丁寧に書こうとしても、なかなかうまくいかない
  • 「どうしてできないの?」という視線がつらい

学校の先生や保護者の方も、「配慮をしたいけれど、どんな選択肢があるのか分からない」と悩む声が多く寄せられています。

体験して気づく「配慮」のかたち──できるびよりさんと共催イベントを開催!

開催情報

日時:2025年5月31日(土)11:00~16:00
会場:Kaien秋葉原サテライト
参加費:無料

今回、発達障害のある子どもたちの就労支援や学習支援を行うKaien・ティーンズと、支援グッズを作成販売されているできるびより様が連携し、「支援教材・グッズ体験会」を開催しました。

主催者:できるびより高橋さん
会場全体の様子

“ザラザラ”と“凹凸”が子どもを変える──注目の書字支援ツール

この日、来場者の注目を集めた支援グッズが2つあります。

魔法のザラザラ下じき

ザラザラした感触がペン先に心地よい抵抗を与え、正しい運筆の感覚を自然と身につけられる人気ツールです。
「いつもよりまっすぐ書けた!」「字を書くのが楽しくなった!」という子どもたちの笑顔が印象的でした。

ざらざら下敷きを試した図(当社スタッフ)
ざらざら下敷きお試しコーナー

凹凸書字ドリル

教育・療育現場の「あったらいいな」を形にしたドリルで、文字や図形の輪郭に盛り上がりがあり、触覚を通じて書く動作をサポートします。
凹凸あり・なしの2枚組で、ひらがなを書けるようになるまでを5つのステップで段階的に練習できるよう設計されています。


「手が迷わなくなった感じがする」
「“あ”の形がちゃんと分かって、書きやすかった!」

そんな声が会場内でも聞こえました。

凸凹書字ドリルもお試しできました
近くで見ると……

参加者の声「もっと早く知りたかった」「これ、使いやすい!」

保護者の声

「色んなものを試せてよかったです。同じグッズでも微妙な違いで使い心地も変わるので…。この子が気に入るものが見つかってよかったです」

子どもの声

「これ(下じき)気持ちいいし、書きやすい。ずっと学校でも使いたい!」

高橋夫妻の願い──「自尊心を損なわず、成長してほしい」

この取り組みを主導する高橋夫妻からはこんなコメントをいただいています。


「子どもたちは毎日いく『学校』で、みんなと同じようなことが出来ない経験を繰り返してしまうと『学校』に行きたくないと思ってしまうことがあります。子どもたち自身が学びたいと思える環境を作りたい。──そんな思いで活動を続けています」

できるびより高橋夫妻と株式会社Kaienスタッフ森谷
Kaien森谷(左)・できるびより高橋夫妻(右)

支援を全国へ──クラウドファンディングにご協力ください

今回の体験会のような学びと出会いの場を、もっと多くの地域へ届けたい──そんな想いから、現在クラウドファンディングを実施しています。

  • 子どもの発達や特性、合理的配慮に関する知識をアップデートできる学びの場を
  • 支援教材の必要性と可能性を、見て・触れて・体験できる機会を

🔗【プロジェクトページはこちら】
https://readyfor.jp/projects/dekirubiyori-kurafan

「合理的調整」は子どもたちの可能性を広げる

体験会を通じて改めて見えたのは、正しい学習に対するサポートがあれば、子どもたちはもっと力を発揮できるという事実です。


学習道具を変える、ほんのちょっとの工夫で、できることが増え、笑顔が増える。そんな場を今後も広げていきたいと考えています。

『ご利用までの流れ』のページへ移動します

ページトップへ