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【図表でわかる!】発達障害×目標設定 | 「できた!」を実感できる目標設定のコツは?

“発達障害*”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。

今回は「発達障害×目標設定」についてご紹介します。

図表でわかる!発達障害シリーズ一覧

苦しい目標、立ててませんか?

発達障害の子の中には、その特性から「苦しい目標設定」をしてしまうタイプがいます。

  • 完璧主義なASDの子の場合…
    テストで絶対に満点を取りたい! 休まず学校に行って皆勤賞を絶対に取りたい!
    本来「ほどほど」にできれば良いことも、完ぺきにしなければと難しい目標を立ててしまうことがあります。
  • また衝動性の強いADHDの子の場合…
    目標を立てたものの気がそれてしまい、気づいたら目標とは別のことをしていたということがあります。

こうして「また目標通りにできなかった」「自分はなんでできないんだ」と自己嫌悪に陥って苦しんでしまうことも少なくありません。失敗体験ではなく、「できた!」を実感できる目標を設定して成功体験を積むことが大切なのです。

上手な目標のたてかたヒント

そこで今回は「上手な目標のたてかたヒント」を6つ紹介します。

すぐできそうな目標にする

最終目標と関係のある小さな目標を設定すると、「できた!」という経験を積み重ねやすくなります。

(例)
最終目標 サッカーがうまくなる
 👇
今の目標 毎日15分以上ボールにさわる

目標に数字を入れてみる

数字を入れると「どれくらい達成したか」が見えやすくなります。

(例)
✕ がんばって勉強する
〇 30分以上漢字練習する

目標を達成しやすい小さなステップに分ける

目標を分解して小さなステップに分けると、進み具合が見えやすくなります。

(例)
✕ 朝6時までに起きる
〇 まずは6時45分までに起きられるようにする

自分の目標をひとに話す

周りの人に自分の目標を話すことで、進み具合を聞いてもらえたり、応援してもらえることがあります。
自分一人で継続するのが苦手な子には特におすすめです。

小さなステップを達成したら自分にごほうび

お菓子を食べたりゲームをする時間を作るなど、ごほうびを用意することも有効です。
自分の頑張りを認めるとともに、次のステップに進むための元気を蓄えることができます。

達成度をカンタンに日々記録する

どこまでできているか記録をすることで、達成感を感じたり、あと少し頑張ろうという気持ちになれるかもしれません。
継続することが大切なので、カンタンにできることが重要です。

 

今回は6つご紹介しましたが、自分に合うものを見つけることが大切です。自分の頑張りが見えやすい方法を探してみてくださいね。

※※図の使用について※※
発達障害啓発目的・非商用利用の場合に限り、引用・転載を許可します。その際には、引用元として本ページ名を明示してください。なお、著作権はTEENSが所有しており、図の二次利用・改変は禁止とします。商用利用を希望される場合は(teens@teensmoon.com)までご連絡ください。

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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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