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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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【図表でわかる!】自分に合った計画立てをするには?|材料の集め方

“発達障害*”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。

今回は「自分に合った計画立てをするには?材料の集め方」についてご紹介します。

図表でわかる!発達障害シリーズ一覧

よし、完璧な計画を立てた!……それって達成できる?

ティーンズに通っている中学生のお子さまから「春休みなのでこの1年間の復習をします!計画一緒に立ててください!」と元気な依頼がありました。いいね!じゃあ一緒に計画を立ててみましょう!スタッフが質問をしながら計画をカレンダーにまとめていきます。

「1日に何分くらい勉強する時間が取れるかな?」

「うーん、やる気になれば8時間くらいいけるんじゃないですかね

「例えば数学のこのドリル、1ページに進めるのに何分かかった?」

「うーん、忘れました。でもいけると思います

多分、なんとか計画を立てたらできちゃうんじゃないか。春休みは長いし……曖昧な見通しで計画を立てるのは、少し危険です。

じゃあ、まずはデータを集めてみよう。

その日、スタッフからお子さまに「まずは一週間データを集めてみよう」とミッションを出しました。

「なんとなく」じゃなくて「達成できて、一歩成長する」ために、大切なのは材料集めです。

一週間後、「自分って、文章を読む問題は得意だけど計算は10分で2問が限界だった」「休みの日は2時間確保できた。朝は集中できるけど、夜は気が散ることが多いんだ」など、これまで意識していなかった発見をたくさん教えてくれました。

具体的な材料が集まると「じゃあ、8時間はハードルが高いよね」「朝の集中できる時間に計算の学習をしてみる?」と、具体的な計画を立てることができました。ご本人も「それならできそう」「いや、そこはあと1ページ増やしてみようかな」と、リアルに想像するからこそやる気が出てきたようです。

「計画的」はやみくもにはできない。

テスト期間に真っ白な計画表を渡されて、真っ白なまま終わってしまった。

無理な計画を立てて、不完全燃焼でモヤモヤが残った。

学生のうちに「計画を立てる」機会はたくさんありますが、実は大人になっても計画を立てて動くことはたくさんあります。

計画を立てるには材料集めが大きなカギ。ぜひ自分の「材料」を集めてみてください!

 

 

 

※※図の使用について※※
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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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