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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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【図表でわかる!】やわらかい印象になり相手が答えやすい伝え方 | 「ダメ!」じゃなくて……

“発達障害*”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。

今回は「言い換え:やわらかい印象になり相手が答えやすい伝え方」についてご紹介します。

図表でわかる!発達障害シリーズ一覧

先日、ティーンズでバトルが発生。

ティーンズには「お仕事体験」というプログラムがあります。経理部やカフェ、漫画家など様々な職業を体験することで、自分の向き不向きや、苦手なことへの向き合い方、報告や相談の仕方を学んでいく人気プログラムです。

2月は「なりきりYouTuber」を実施。YouTubeが好きなお子さまにとっては楽しみでたまらなかったようで、業務も一段と盛り上がります。その日は小さい子向けに作る動画の台本をチームで考える回。そこで事件は起こりました……

「小さい子が見るなら飽きないようにちょっとネタを入れた方が面白いんじゃないかな」

「ダメ!小さい子が誤解するから真面目にしないと!」

「面白くした方が視聴回数伸びるって!」

「ダメ!真面目がいい!」

「うーん……それだけ言われても」

お互いの雰囲気が悪くなり、台本作りが止まってしまいました。このままでは動画の撮影ができません。

なぜ会話が止まってしまったのだろう?

お互いに「より良い動画を作りたい」気持ちが真剣なあまりに、今回の事件が起こってしまいました。

スタッフと一緒に今の会話を振り返ります。

「真面目にしたいっていう気持ちも、面白くしたいっていう気持ちも分かるよ。でもね、自分の気持ちを言うだけじゃ話し合いにならないんだ。相手が答えやすい言い方をすることが大切だよ」

「相手が答えやすいってどういうことですか?」

「自分と違う意見が出てきたとき、”ダメ”じゃなくて”確かに。でも自分はこうしたいな”と伝えてみよう。柔らかい言い方だと相手はびっくりせずに受け止めることができるんだ」

その後お互いに「ごめんね」と言い合い、話し合いを再開しました。相手の意見を「確かに」と一旦受け止めながら話し合うことで、最終的にお互いが納得できる台本を作ることができました。

柔らかい伝え方をしてみよう。

相手の意見を受け止めたり、「よかったら」と前置きを入れたり、小さな言葉で印象が変わります。そんな手段を図表にまとめてみました。

相手が答えやすい話し方、ぜひ普段の生活にプラスしてみてください!

 

 

※※図の使用について※※
発達障害啓発目的・非商用利用の場合に限り、引用・転載を許可します。その際には、引用元として本ページ名を明示してください。なお、著作権はTEENSが所有しており、図の二次利用・改変は禁止とします。商用利用を希望される場合は(teens@teensmoon.com)までご連絡ください。

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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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