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【図表でわかる!】発達障害 × 感覚過敏・鈍麻 | 「我慢が足りない」わけじゃない!7つの感覚に分けて解説

“発達障害”にまつわる情報を3分程度で読める文章と1枚の図表にまとめてお届けします。

今回は「発達障害 × 感覚過敏・鈍麻」についてご紹介します。

図表でわかる!発達障害シリーズ一覧

人間の感覚を知る…五感+前庭感覚・固有覚

発達障害の方の中には、同じ刺激でも敏感に感じたり、逆に感じにくいなどの、感覚処理が特異的な方がいます。

感覚は、いわゆる「五感」と前庭覚、固有覚をあわせた7つの領域に分類することができます。

  • 前庭覚…身体の傾きやスピード、回転を感じる感覚
  • 固有覚…身体の位置や動き、力加減を感じる感覚

感覚過敏・鈍麻の人の困りごと

一般的には小さく感じられる音がどうしても気になってしまったり、極端に乗り物酔いがしやすかったり…。

感覚過敏・鈍麻の方は「我慢が足りない」と誤解されることがしばしばあります。

過敏さや鈍麻があると、どんな風な困りごとが起きるのか?こちらに一例をのせておきます。

聴覚 「教室のざわつきで苦しくなる」「刺激がほしくて耳を叩きたくなる」
視覚 「白地の紙にプリントされた字が読めない」「LED電球の光がまぶしくて吐き気がする」
嗅覚 「石鹸、香水などの匂いで気持ち悪くなる」「自分の体臭への違和感を覚えづらい」
味覚 「特定の食材が絶対に食べられない」「変化が苦手で決まったものだけ食べたい」
触覚 「暑さ寒さの感じ方がちがう」「手をつなぐのが苦手」「刺激がほしくて体を叩きたくなる」
前庭覚 「乗り物酔いをしやすい」「姿勢保持が苦手」「ぐるぐる回らないと落ち着かない」
固有覚 「力加減が難しい」「よくものを落としたりこぼしたりする」

感覚過敏・感覚鈍麻 その対処法は?

感覚過敏や感覚鈍麻の特性を活かして「調香師」や「バリスタ」など専門性のあるお仕事に就く方もいます。

感覚の特異性から困っている人がいる場合には…原因をとりのぞく・はなれる・さける、感覚統合のアプローチなどが有効です。

「無理矢理にでも慣れさせる」という対処法は厳禁です。解決に繋がらないどころか、トラウマになるなど心身の健康を害するリスクが非常に高いです。

「普通の感じ方とちがうから」と言って相手の感覚を否定するのではなく、どんな風に世界を感じているのか知り、どんな工夫をすれば過ごしやすくなるのか一緒に考えていかれるとよいでしょう。

※※図の使用について※※
発達障害啓発目的・非商用利用の場合に限り、引用・転載を許可します。その際には、引用元として本ページ名を明示してください。なお、著作権はTEENSが所有しており、図の二次利用・改変は禁止とします。商用利用を希望される場合は(teens@teensmoon.com)までご連絡ください。

監修 : 宮尾 益知 (医学博士)
東京生まれ。徳島大学医学部卒業、東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックリンク を開院。
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