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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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放課後等デイサービスTEENSで卒業式イベントを開催

2017年3月20日

 TEENSの飯島です。祝日は通常お休みのTEENSですが、本日春分の日は18歳になってTEENSを卒業する子どもたちの卒業式を開催します。昨年に引き続き2回目ですね。

参考リンク:TEENS 卒業イベント開催!

放課後等デイサービスは6歳から18歳まで利用することができます。

 放課後等デイサービスは「障害のあるお子さんの放課後・休日をサポートする福祉サービス」のことです。これだけ聞くと「小学生くらいの子までが対象かな?」と勘違いされる方も多く、実際小学生だけが利用している放課後等デイサービスも珍しくありません。が、制度としては18歳…厳密に言うと高校を卒業する3月までは利用することができます。

 注)ただし、放課後等デイサービスを利用するために取得する必要がある「受給者証」は18歳の誕生日までに申請して取得する必要があります。つまり利用自体は高校を卒業する3月までできますが、利用開始は18歳までにする必要があります。

TEENSでは25~30%程度が高校生

 TEENSは「はたらく力を身につけよう」というコンセプトのためか、高校生年齢の子どもたちも比較的多く通っています。生徒たちは、昨日あげたブログ(定時制・通信制高校に通う発達障害*のある生徒の日中学習サポート こんなときTEENS 第6弾)にもある通り、公立高校に通う子、私立高校に通う子、全日制高校の子もいれば定時制や通信制高校に通う子、特別支援学校に通う子など様々な種類の学校に在籍しています。そのため当然卒業の進路も幅広く、大学や専門学校に進学していく子もいれば、就職したり就労移行支援に行く子もいます。

 本日はそんな受験や就活を乗り越えたお兄さん・お姉さんの門出を祝うために、後輩たちが集まって卒業イベントを企画運営していきます。

参考リンク:定時制・通信制高校に通う発達障害のある生徒の日中学習サポート

「人を喜ばせる」経験を積んで自己肯定感をアップしよう!

 今日、企画運営をしてくれた子どもたちにまず始めに伝えたのは「主役は卒業生。あなたたちは黒子。今日は卒業生を喜ばせるために働きます」ということ。他者視点をもつことが苦手な彼らに、「どうしたら卒業生に喜んでもらえるかな?」ということを考えながら活動してもらいました。

作戦会議中

定番の輪っかづくり

受け付けも子どもたちが行います

 

「TEENSで過ごした3年半の中で、みんなが家族みたいになった」

 今日、卒業生としてきてくれたのは全体で22名。この春で卒業となるお子さんのほとんどが参加をしてくれました。まずはクイズ大会やお菓子タイムで盛り上がってから、お子さんの司会の下卒業式が進んでいきます。

 式の中では一番馴染み深いスタッフから卒業証書を渡していき、その後に卒業生ひとりひとりにTEENSの思い出をお話してもらいます。

 今日いた卒業生の中で、一番長く通った子は3年半。TEENSが放課後等デイサービスを始める前の私塾時代から通ってくれた子でした。長く通った分、TEENSの中にも大勢の友達がいた彼女が目に涙をいっぱいにためて立派に挨拶をしてくれた瞬間、スタッフ一同こみ上げてくるものがありました。

卒業生の皆様、ご卒業、本当におめでとうございます。

 

 企画運営を手伝ってくれた皆さん、祝日の中今日は本当にお疲れさまでした!

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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