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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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先輩から学ぶ!発達障害の子のためのハローワーク~IT業界編~2020年10月号

1. 無料ウェブセミナー『先輩から学ぶ!発達障害の子のためのハローワーク~IT業界編~』

TEENSでは、毎月 思春期 発達障害* × はたらく力をテーマに、無料のウェブセミナーを開催しています。

今回は、TEENSスタッフ執筆の著書「発達障害の子のためのハローワーク」から、IT業界について取り上げます。

”IT業界では、具体的にどんな仕事があるのか知りたい”
”発達障害の方がIT業界で働いている事例を知りたい”

先輩当事者の生の声を聞きながら、将来IT最前線で働くためのヒントをお届けいたします。ぜひ、お子様と一緒にご参加ください!

オンラインセミナー詳細

2. 発達障害の子のための進路情報『都立高校で21年より発達障害のある生徒向け通級指導開始』

小学校、中学校では通常の公立校で通級や支援学級でサポートを受けられていたけれど、公立高校ではなくなってしまう…。これまではそんな困り感を抱えながら、サポートを求める方は私立校や特別支援学校、チャレンジスクールなどを選ぶ必要がありました。

しかし、その状況が大きく変わりそうです。

東京都教育委員会は、2021年度からどの都立高校に進学しても発達障害等のある生徒が特別な指導を受けられる環境を整備し、発達障害教育の充実を図ると発表しました。

これにより、都立高校に通いながらコミュニケーション面や自己理解のための将来にむけた準備の時間をとることができるようになります。各校の取り組み内容の詳細は未だ不明ですが、今後の動向に期待したいと思います。

【参考】都立高校、2021年より発達障害のある生徒向け通級指導開始

3. 今月のQ&A <将来の夢にむけた準備>

TEENSの飯島が、今月のQ&Aでお寄せいただいた質問にお答えします。

Q. 将来、プログラマーになる夢があるようですが、全日制高校が合わず不登校で通信制高校に変わろうとしています。将来の夢のためには、生活習慣の訓練が必要に思われます。どのように支援していけばよいでしょうか。

A. TEENSでは『将来像から逆算して』という言葉をよく使います。その子がしたいこと、できること、社会で求められていることを洗い出して重なる部分がどこか探り、そこから今すべきことを導き出していくイメージです。

ただ、この子の場合、プログラマーになるという夢から逆算して…とついつい行きたくなってしまいますが、一旦立ち止まった方がよさそうです。

いただいた情報からだけでは何とも言えませんが、全日制高校に通えなかったということは学習面か、対人関係面か、生活面か…なんらか苦しいところがありそうです。

将来への 夢や希望があることはとっても素敵なことです。ただし、そこに執着するがあまり今できることはなんなのか、の見極めなく「やるべきこと」を目指していると本来できることまでできなくなってしまいます。

(特に発達障害の子どもの場合、大人の目が行き届きやすいのでついつい干渉が大きくなってしまいがち。注意が必要です)

なので今回の件で言えば生活習慣の訓練…の前に、環境が変わる中で安心できる居場所を見つけられるかが最初のステップになる気がします。

子どもがもつ将来への夢がプラスのエネルギーになるよう働きかけつつ、日々はスモールステップで進んできましょう!

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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