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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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ゲームで培った”チームワーク”~ドミノクエスト本番~

2015年11月3日

TEENS新宿インターンの本多です。本日、TEENS秋のイベント「ドミノクエスト」が終了しました。ご参加いただいた皆様誠にありがとうございました。

ドミノクエストは闇の帝王に侵略されつつある月の国をドミノの力でTEENSのお子さんに救ってもらうARG(現実代替ゲーム)です。世界観を演出するため、始まりの挨拶はスタッフの演劇から始まりました。

お子さんには月の国の勇者になってもらいます
いつも接しているスタッフがコスプレをしているとお子さんたちはおおはしゃぎです
スタッフが本気で取り組む演劇。お子さんたちは釘付けです。

若いスタッフが王様を演じるため、思ったことを正直に口に出す発達障害*のお子さんたちからは「王様っぽくない」と野次をとばされることも。。。とほほ。。。

 

闇の帝王に挑戦する権利を得るため、同年代のお子さんたちとチームを組みながら、月の国に存在する6つのジムリーダーのクエストを次々とクリアしていきます。クエストをこなしていく中、お子さんたちはなんとかクリアするため、真剣に作戦を話し合います。

帝国の財宝!?
闇の間の写真。演出にこだわり、お子さんを世界に入れ込みます。
クエストをクリアするため、創造力を働かせながら意見交換します。

こうして、クエストに挑戦すること1時間、ついに、最後のクエストの挑戦!全員の力で部屋を1周するドミノを作成し、闇の帝王の力を沈めます。この中で、自分ではなかなか難しくて達成できないことを大人数をかけて達成する経験を積み、チームワークの大切さを学びます。失敗しては立て直しを行いますが、逆に彼らの(自閉スペクトラム症ならではの?)集中力の高さが強みとなり、心が折れることなく600個のドミノ碑を45人で見事5分間で作成することができました。

 

計600個のドミノを繋いでいき、耳をすませ成功を祈ります

イベントの最後には、ともに絆を育んでいった、ドミノをキーホルダーにして、サインをしあい、思い出の品とします。「チームワークってこういうことなんだ」と肌を通じて体験して、将来のチームワークの機会への経験とします。

キーホルダーを自作し、友達からメッセージをもらいます

初めて会ったお子さんでチームを1日組んだあと、趣味の話で盛り上がるなどして、友達が増えた様子。これからよろしくねと握手を交わす場面も。無事に楽しんでくれたみたいでよかったです。

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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