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2017年7月29日

親の気持ち、子の気持ち 質問から見えてくる進路の不安~なるほど発達障害 定例セミナー~

 TEENSの森谷・大橋です。今回は7/23(日)に開催いたしましたKaien Meetup(ミートアップ)セミナーの様子についてお伝えいたします。

Kaien Meetupとは?

 Kaien Meetupとは、Kaienが開催する定例セミナーのことです。「発達障害」を軸に当社内外の方の講演や当事者の発表、参加者同士の語らいなどを織り交ぜた気軽な集い…を目指しています。

参考リンク

~なるほど発達障害~ 定例セミナー Kaien Meetupリンク

発達障害と進路の選択肢

 今回は、前半は5/14に開催した同タイトルのセミナーの内容を、後半は6/10(土)に開催した「第3回 発達障害に理解のある学校 合同説明会」で多く寄せられた質問について、お話をさせていただきました。当初は午前・午後の2回開催の予定でしたが、募集を開始してすぐに満員となり、急きょ夕方の回も追加し1日に3回開催になりました。

 今回は、会後半の「合同説明会で多く寄せられた質問への回答」について、一部分ですが軽くお話しさせていただければと思います。

発達障害の進路、自己決定の大切さ

 6/10の合同説明会では、参加学校の先生方による個別相談や大学の先生方による座談会、公立中校長講話などが行われてるその裏で、当社スタッフ森谷・大橋がそれぞれ個別相談を承っていました。計40件程の面談の中で、2人の受けた質問で共通して多かった質問の一部が以下のようなものです。

Q1.小学生の子どもは、先生やお友達のサポートを受けつつ普通級に通っているが、仲の良い友達と一緒に中学も普通級に通いたいと言っている。しかし親からすると大変なのが目に見えているので無理せず支援級に通った方が良いのではないかと思っている。どう考えたら良いだろうか…?

Q2.中学で普通級に通っている子どもだが、学力面でしんどさを感じており通信制高校・サポート校やチャレンジするクールなど、自分に合ったペースの学校に進みたいと言っている。しかし親からすると将来のことを考えて普通科高校に通わせた方が良いのではないかと思っている。どう考えたら良いだろうか…?

 どちらの質問にも共通しているのは「進路についての話である」かつ「保護者の気持ちと子どもの気持ちがズレている」ということです。あくまで一般論であり、全ての状況に当てはまるわけではありませんが、両スタッフの意見としては概ね以下のようになります。

A.基本的には本人が無理せず安心して意欲的に通える環境を選んだ方が良い。その一方で(矛盾する可能性もあるが)、通うのはお子さん本人なので、出来るだけお子さんの気持ちも尊重してあげて欲しい。本人の選択が大変になりそうな時は、「大人の目から見てその先にどんな大変さが予測されるか、困難にぶつかった際にも乗り越えられそうか」、ということは伝え、その上で本人が納得できる選択を最終的にさせてほしい(そして保護者の方には万が一の場合に備えて逃げ道も用意してあげて欲しい)

 保護者からすると子どものため、子どもの将来を思っての決断であっても、子どもにはそう受け取ってもらえないことがあります。困難にぶつかった際に「あの時、あの道を選ばせてくれなかったからこんな大変な目にあっているんだ!」「本当は僕はこんな学校に通いたくなかった!」と進路の責任を保護者に押し付けてしまうことがあります。また、自分で決めること(自己決定)をせずに進んでいくと、最終的に全ての決断を親任せにしてしまい、自己決定が出来ない大人になってしまう危険性もあります。

 大人の視点で「絶対にこっちがいい!」と思える事であっても、その理由はしっかり伝えつつもお子さんときちんとお話しいただくのが大事なことだと感じています。

 ・・・とはいえ、ある程度予想されていた苦難の道が予想以上に辛い場合もあります。「自分が選んだ道なのだから責任を持つべき」と頑張らせるのも大事ですが限界はあり、精神面で、あるいは身体面で大きく健康を損なってしまう前に手を打つべきです。具体的には「地域の支援センターなどへの相談」「一時的な休養」「支援級・通信制高校(サポート校)への転入・編入」などが挙げられます。もしもの時のために頭の片隅に選択肢として置いておいてください。当社利用のお子さんでも転入・編入をして生活が一気に落ち着いたお子さんが多くいます。

TEENS発! お子さんと考えるキャリア教育

 会の最後にTEENSスタッフが執筆した本の宣伝もさせていただきました。『発達障害の子のためのハローワーク』です。進路、進学を考えるうえで外せないのが将来の就労について。その第一歩として、160種(!)の職業の中から、5人の様々な個性を持つ登場人物にそれぞれお勧め出来る職業を紹介しています。この本をきっかけに、お子さんと将来のお仕事についてもお話しいただければと思っています。

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