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ニュースレター2017年9月号TEENS吉祥寺 今月(2017年9月)OPEN

  1. TEENS吉祥寺 2017年9月開所
  2. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース 『ベストセラー作家になるために自閉症スペクトラムが障害にならなかったわけ』他
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 『友人ができない』他

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1. TEENS吉祥寺 2017年9月開所

当社の放課後等デイサービス・TEENSの第6拠点となるTEENS吉祥寺。駅から徒歩5分程度の新しい商業ビルで営業を開始しました。すでにほぼ定員に達しているため、ご利用希望の方は待機者登録をしていただくか、来春に予定している複数の新規事業所オープンまでお待ちいただけますよう、ご理解の程よろしくお願い致します。

待機者登録や新規事業所に向けた登録のためには体験セッションが必須です。お申込みは当社ウェブサイトの専用フォームよりお願い致します。(お電話やメールでのお問い合わせ、お申込みは受け付けておりませんのでご了承下さい。)

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2. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース 『ベストセラー作家になるために自閉症スペクトラムが障害にならなかったわけ』他

このコーナーでは海外メディアが伝えた子どもの発達障害に関する注目記事をセレクション。解説を交えてお伝えします。今回は『①全米のADHD 診断数は依然増加』、『②ベストセラー作家になるために自閉症スペクトラムが障害にならなかったわけ』の2本です。

①全米のADHD 診断数は依然増加中

ADHD rising steadily

新しい報告によると、全米のADHDの診断数は増え続け、現在3-17歳の子どもの9.5%が診断されているということです。それだけで590万人もの人数に達すると言います。また診断を受ける年齢は、3分の1が6歳までに受けており、早期受診・診断の状況がわかります。

ADHDを含む発達障害の人口比がどのぐらいなのかは様々な議論・報告があります。日本ではそもそも障害者(ここでは障害者手帳を保有する率)が6%程度であることを考えると、10%近い今回の数字はこれまでの”障害”という概念を遥かに超えて、発達障害・ADHDの人が社会に存在するということがわかります。

【参考】統計データ (発達障害の割合)

②ベストセラー作家になるために自閉症スペクトラムが障害にならなかったわけ

Daniel Tammet: why autism is no bar to becoming a bestselling author

この夏、新刊であるエッセイ集を上梓した、英国の若手作家ダニエル・タメット。過去の著作では『ぼくには数字が風景に見える』などが日本語に翻訳されています。数字が風景に見えるという”共感覚”の持ち主でもあり、てんかん、サヴァン、そして自閉症スペクトラムと発達障害の特徴がある作家として活動しています。

自閉症スペクトラムの作家という前例を探すことが出来ず、自分にできるのかと悩んだということですが、文字と数字が彼の頭のなかでは行き来が自由にできていたり、母語の英語だと安心感がないものの、現在居住するフランスの言葉などの外国語に囲まれるとようやく文字や言葉として認識されるようになったりという、自閉症スペクトラムなどの特別な感覚を持つからこそ作家として何冊も書き続けられていること、創作の泉が自分の特異性にあるということがこの記事では語られています。

自社の宣伝になりますが、当社で今年(2017年)7月に出版した『発達障害の子のためのハローワーク』。帯を作家の市川拓司さんにお願いしました。市川さんも作家として活動しながら、発達障害の当事者として発信されています。以下、当社の本に頂いたコメントを引用いたします。

作家・市川拓司さん 『ぼくが発達障害だからできたこと(朝日新書)』著者

みんなとおなじように平均的な能力を求められていた学校にくらべて、
仕事の世界はなんてバリエーション豊かなんだろう。
欠点だと思われていた能力の偏りが武器になることもある。
ぼくもそうやって作家になった。
この仕事は楽しそう、この仕事ならぼくにむいているかもと、
気づくと一気読みしてました。

多くの人は武器といえるようなものを持たない発達障害の人ではあるとは思いますので、ダニエル・タメットや市川拓司さんのような活躍は遠い世界のように感じられるかもしれません。一方で、彼らも苦しみながら進むことで今の道が切り拓かれています。自分から遠い存在だとしても、共感できる点や、将来への希望に思われる人も多いことでしょう。自分の現状を受け止めて、上手に自分の特徴を活かしていくことが、発達障害の多寡に限らず重要な事だと思いますので、発達障害にこだわりすぎず、その人の良さをシンプルに探していくことが良いのではないかなと記事を読んでいて思いました。

【参考】『発達障害の子のためのハローワーク』が完成 2017年7月出版

3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 『友人ができない』他

ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。

友人ができない

Q1. 友人ができず悩んでおります。早期に対応したく思っています。

A. 友人関係の築き方にも発達段階があります。ので、年齢やお子さんの状態に合わせて考えていく必要があり、ご質問内容の情報だけだとピンポイントでのお答えは難しいので、大人が仲介していく場合の基本的なステップについて書きます。

まずは、学校にこだわらずにご本人が好きになれる活動場所を一緒に探してあげてください。そこではお友達を作りに行く!というわけではなく純粋に活動自体を楽しめればよいです。交流がなくても、同じ空間で同じ活動を楽しんでいる人がいる、というのが最初の一歩になります。

次に、物の貸し借りをするなど機能的なコミュニケーションを取り始めましょう。場合によっては大人が橋渡しをしてあげてください。同年代同士で直接やりとりができなくても、大人を介してコミュニケーションがとれる、という段階までいかれると理想的です。

そのあとは仲介役の大人がフェイドアウトしつつ、活動の中で共通の目的を与えてあげてください。相性が合えば子ども同士でのやりとりが生まれてくるでしょう。

…と書いてみましたが、大人が子ども同士を意図的につなげようとしても、お子さんにその気がなければあまりうまくいかないので必ずご本人の意思を尊重しながらサポートをしてあげてください。TEENSの子どもたちを見ていると友達になるのにとても時間がかかるタイプが多く、1年以上かけてじわじわと仲良くなっていく例をいくつもみてきました。焦らず気長にみていきましょう。

親なき後

Q2. 中学進学を目前に控え、どんどん学習についていくことが難しくなっています。彼女の特性をふまえた学習支援を求めてここをしりました。一方で、いちばん気になるのは、学習そのものよりも、親なき後に、彼女がどう「幸せ」をこの社会の中で築けるのか、そのためにするべきことは何なのか、日々、悩んでいます。代表の設立にかけた思いを拝見し、同じ思いを感じ、ぜひ説明会に参加させていただきたく存じます。

A. 切実ですね。多くの親御様が抱えている不安だと思います。

面談などで似たお悩みを聞いたときには、(1)家庭以外で頼れる人をみつけていくこと、(2)お金を得る手段について考えていくこと、(3)ご本人の楽しめること(安らげること)を探していくこと、の3点を意識できるといいですよ、とお伝えしています。

この3つはいずれも、大人になって慌てて決めていこうとしても、そもそもご本人がその必要性を認識するところから始めなければならずなかなか大変です。中学生くらいになり、少しずと将来を考えるようになるくらいのタイミングででしょうか自立に向けてこういった項目についてまずは保護者の方が意識し、徐々にご本人の理解と実感を促していかれるとよろしいでしょう。

ただ、この悩みを抱えている保護者の方の多くは、私の目から見るとそれほど心配にはなりません。愛情深く、お子さんを信頼しながら子育てされている家庭で育った人は、うまくいかない時期があったとしても心の根っこの部分が健康である場合が多いからです。あまり悩みすぎず、前向きに、お子さんと一緒に自立に向けての準備をしていってあげてもらえたらと思います。

長期休暇だけの利用

Q3. 夏休みなどの長期休みの間の日中支援の利用は可能か。

A. すでに利用をされている方が長期休暇中に振替や追加で日中支援を利用することは可能です。日中支援は最大10:30~14:00まで、お昼を挟んで利用することができるため、お家で長い時間ひとりで過ごすのは不安…という方にはおすすめです。

なお、長期休暇のみのご利用というのは、枠の関係上お受けできませんのでご了承ください。

【参考】平日日中の学習指導

 

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