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発達障害のあるお子様向け キャリアデザイン教育
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TEENS川崎で体験セッション受付開始 Q&A「不器用さと発達障害は関係ある?」2016年2月号

  1. TEENS川崎で体験セッションの受付を開始しました
  2. 知ってほしい 発達障害児の二次障害
  3. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース
  4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

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1. TEENS川崎で体験セッションの受付を開始しました

開所したばかりのため曜日とセッションを限定してではありますが、2月よりTEENS川崎でも体験セッションを実施します。実施のスケジュールは以下の通りです。

  • 平日: 毎週水曜日  学習支援
  • 休日: 第1・3日曜日 お仕事体験一般

TEENS川崎をご利用希望の方は、下記リンクより体験セッションにお申込ください。皆さまのご利用を心よりお待ちしています。

<リンク>

2. 知ってほしい 発達障害児の二次障害

発達障害児の二次障害をテーマに3回にわたって当社ブログで連載記事を掲載しました。記事にもあるようにTEENSにも、軽度から重度にわたり、二次障害で苦しんでいるお子様が通っています。親御様からの質問・相談も進学やコミュニケーション、対人関係などと並んで多いテーマです。今回のシリーズでは原因、種類、対策・対応についてまとめています。

<リンク>

3. 海外メディア 発達障害児関連の注目ニュース

このコーナーでは海外メディアが伝えた子どもの発達障害*に関する注目記事をセレクション。解説を交えてお伝えします。今回は『①踊るバリスタ スターバックスで働く自閉症のスタッフ』、『②スウェーデン出身のアイスホッケー選手 アスペルガー症候群とADHDを語る』の2本です。

①踊るバリスタ スターバックスで働く自閉症のスタッフ

Starbucks barista with autism serves your drinks with a side of dance movesblank

インターネットで話題になっている踊るバリスタ。すでに何十万回もYouTubeのビデオが再生されています。(記事にもリンクあり) 彼の名前はサム。カナダ・トロントのティーンエイジャーです。

彼は自閉症スペクトラムの診断を受けています。特徴の一つとしてじっとしていられないというのがあり、これまではその特徴に苦しんでいたそうです。しかしなんとかその動きをダンスにすることができ、それをスターバックスの店舗にいる他の従業員(動画の最初に出てきます)も受け入れてくれて、無事働けるようになったとのことです。実際、店のマネージャーからダンスを活用するように勇気づけられたとのこと。

サムは両親に初めて自分の人生が意味あるものに感じたと話していると記事では伝えています。

②スウェーデン出身のアイスホッケー選手 アスペルガー症候群とADHDを語る

Islanders prospect Linus Soderstrom opens up about his Asperger’s and ADHD to Swedish newsblank

こちらはスポーツ選手が自身のアスペルガー症候群とADHDを語るという記事です。

アメリカの4大スポーツの一つアイスホッケー。その最高峰がNHLです。人気チームのニューヨーク・アイランダーズから2014年にドラフトを受けたライナス・セーデルストレームは7歳の時に診断を受けたとのこと。記事ではprospectと紹介されていますのでまだ下部組織、あるいは記事によると欧州の別リーグで活躍の場を求めているようですが、いずれにしろ、ライナスのポジションはサッカーでいうゴールキーパーであるゴーリー。アイスホッケーでは勝敗のカギを握る最も重要なポジションとよい花形です。

高速で放たれるパックを瞬時に反応して得点を防ぐのに、また今の競技レベルまで達するのに、ADHDやアスペルガーの特徴がどのように活かされ、あるいは難しくしたのか、まったく想像できないところです。ただ、ライナスはインタビュー(記事内のリンクからYouTube動画が見られます。北欧人らしく非常に抑制のきいた話し方、たたずまいで、一見したところで発達障害らしくは見えないと思う方が多いでしょう)の中で、自分はその特徴無しではありえないし、プレイヤーとしても特徴無しではありえない、という趣旨の発言をしています。小さいころは奇妙な言動で周囲から疎ましく思われることもあったようですが、ぜひNHLのひのき舞台で初薬してほしいと思います。

4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にTEENSスタッフ飯島と鈴木がお答えします。

不器用さと発達障害は関係ある?

Q1. 息子の不器用さが発達障害によるものなのかどこに相談すべきなのかもわからず困っています。

飯島. 今回のご相談者様の場合は既に発達障害の診断を受けていらっしゃるようなので、診断を受けたクリニックに直接ご相談いただくのがよいかと思います。不器用さの度合いにもよりますが、場合によっては作業療法士による訓練を受けられるとよいでしょう。また、もしきちんとした診断を受けていないようであれば、最初の窓口としてはお住まいの自治体の保健所や児童相談所を訪ねることをおすすめします。そちらから療育センターや専門医の紹介を受けてください。

TEENSの年齢層

Q2-1. 中学2年生ですが、参加は少ないでしょうか?
Q2-2. 学習支援の利用をメインに検討しています。職業体験の対象年齢は?どのような内容でしょうか?小学校四年のグレーゾーンの男の子です。よろしくお願いします。
Q2-3. 小学生になるのは来年ですが、早めに説明会に参加させて頂きたいと思い、申込をしました

飯島. TEENSで行っている放課後等デイサービスという福祉サービスでは、小学生から高校生までのお子様にご利用いただくことができます(児童発達支援も実施している事業所では未就学児のお子様の受け入れも可能です。詳しくはご希望の事業所にお問い合わせください)

放課後等デイサービスの中では珍しく、中高生の多さがTEENSの特徴のひとつでもあります。 お仕事体験では年齢層や理解度に合わせてコースをお選びいただくことができます。一番ベーシックなコースである「お仕事体験一般コース」では、小学校4年生くらいまでを対象とした「プレティーンズ」という難易度を下げたコースをご用意しております。詳しくは各お仕事体験のページの「対象のお子様」の欄をご参照ください。

現在未就学児の間に待機登録をしながら、小学校入学を機に利用を開始される方もいらっしゃいます。ご案内の可否は空き状況によるため、4月からすぐにご利用いただけない場合もございますので、そちらだけご了承ください。

パソコンなど職業スキル

Q3. パソコンの講座に行っている方の話を聞きまして、興味をもちました。また、中学以降も本人が関わっていける場所になればと思っております。よろしくお願い致します。

飯島. パソコンを取り扱っているセッションは2種類あり、お仕事体験専門コースの「ユーザー」と「クリエイティブ」というプログラムがございます。詳しいプログラム内容については下記URLより当社サイトをご参照ください。 中学生になる前に、ご家族以外の他者との関係性を作っておくということは非常に重要です。子どもの世界は放っておいても自然に広がっていくものですが、発達障害のあるお子様の場合、家庭外での人間関係を築くことが苦手で自発的にはできない場合があります。大人になるための準備期間に頼れる人を増やしていけるよう、小学生の頃から環境の準備をしていかれると理想的です。

地方への展開

Q4. 地方でも活動の幅を広げて欲しいです。

鈴木. TEENSに関してはまだまだ首都圏で拠点数を増やす必要があると思っていますが、これから半年程度は今の4拠点(新宿、御茶ノ水、横浜、川崎)のスタッフの質向上に努めていこうと思います。今後、首都圏で数拠点出せればと思っていますが、同時に全国にも広げられるように知恵を絞っているところです。地方の方々と信頼できる関係を作っていきたいと思っています。

 

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

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