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HOME診断別・年齢別の特徴まとめ中学生の発達障害

中学生の発達障害

こちらのページでは、中学生の発達障害児が示す特徴と対応方法を解説していきます。

中学生への対応ポイント

  • 告知をする際には、正しい知識をはっきりと伝える
  • 将来を見据えた進路を、お子様自身の意思を尊重しながら選ぶ
  • 身だしなみや他者を意識した振る舞いを教えていく

organizations_junior中学進学にあたり、公立校の普通級にするか特別支援級にするか、私立校にするかの選択を再度しなくてはなりません。そして、小学校進学の頃とは異なりお子様自身の意思が最も大事になります。特に首都圏は様々な私立があり、受験率も高く、ご家族としても周囲に影響をされて右往左往しがちです。どのような環境を選ぶべきか、現状・将来を冷静に見極めながら、ご本人の意思を上手に引き出し決定ができるとよいでしょう。

また、中学生になると他のお子様との違いが大きくなり、ご本人も「人と違う」ことに気づくことが多くなります。このため、障害の告知をするかどうか、するならどのようにすべきかについて考える方も多くなる時期です。診断を告げることは、ずれの原因が分かりかえって気持ちが楽になったり、ご本人も自覚しながら対策をうてたりと、プラス面が多くあります。本人が受け入れて理解ができる状況だと判断したら早めに告知ができるとよいでしょう。

告知をする際に重要なのは、正しい知識をはっきりと告げることです。「いつか治る、努力でどうにかなる」といったように必要以上に期待をもたせることや、否定的なことだけ伝えるのはNG。バランスが重要です。本人の得意なことと苦手なこと、そして適切な対処方法を併せて教えてあげましょう。

子どもが小学校で特別支援学級に在籍しています。高校受験のことを考えると中学は通常級にいかせたいと思いますが、可能でしょうか。

もちろん可能です。小学校6年間で行動面の課題が改善され、中学校では通常級を選ぶということはよくあります。

しかし、通常級と特別支援級とでは環境が大きく異なります。小学校のうちから順調に交流級に参加することができるなど、集団生活に不安がない場合に考えていけるとよいでしょう。

また、ご本人にもそのことを詳しく説明しておく必要があります。うまく行かないことがあっても、場合によっては特別支援学級に戻ることがあっても、決して失敗ではなく学びだというように、前もって悪いケースも肯定的に伝えておくとよいでしょう。

女の子同士のグループでうまくいきません。どうすればよいでしょうか。

junior_girls思春期の女子同士のコミュニケーションは空気の読み合いをしなければならない場面が多く、高いコミュニケーションスキルが必要とされます。また、発達障害は女性の方が発症率が少ない障害とされています。そのため、同質の友達を探すことが男の子よりも難しいのです。

思春期のお子様には、身だしなみを整える方法や比喩的な表現の意味を教えてあげるなどの指導が必要になります。併せて、「クラスメイトだけが人間関係の全てではない」という広い視野をもてるようにしてあげることも大切です。部活動や習い事など同じ趣味をもつ人間の集まりの中で、背伸びをしなくとも波長の合う友人を探していけるとよいでしょう。

中学校に上がり多動傾向は治まりましたが、今度は不注意傾向が目立つようになりました。どのような対処が考えられるでしょうか。

保護者が物やスケジュールの管理をしていた小学校時代と異なり、中学校にあがり忘れ物が多くなったり配布物が持ち帰られなくなることはよくある例です。

自立的な生活を促すため、スケジュールや物を管理するために方略を教えていきましょう。早いうちから予定帳や手順書を作る、ルーティンでも必ず確認してから行動するなどの習慣を身に付けることが望ましいです。

併せて保護者が本人には分からないように見守ってあげられることが望ましいです。習慣づいて自分で気がつけるようになるまでは長い期間の訓練が必要となります。本人が忘れてしまっていることがあれば、「何か忘れていない?」というように直接的に忘れている事柄について言及するのではなく本人が気づくきっかけを作ってあげてください。

ひらがなや漢字では問題がありませんでしたが、アルファベットの読み書きが難しいため英語の学習についていくことができません。これはLD(学習障害)といえますか?

ひらがな・カタカナ・漢字の習得にはあまり困難を示さなかったものの、英語でつまずいてしまうというLD(学習障害)の方は存在します。

ひらがなやカタカナは読み方がひとつだけですが、アルファベットは字同じ「a」でも「cat」と「saw」といったように綴りによって読み方が異なります。また、漢字のように意味が伴いません。こういった言語の特性の違いから、アルファベットにだけ困難を示すということはありえます。

中学2年生になる息子が親離れができていません。周りのお子様は反抗期に入り自立していく中で不安です。少し冷たく接するなどの対応が必要でしょうか。

一般的には反抗期が始まる時期ですが、精神面の成長がゆっくりな発達障害のお子様たちは親離れも定型発達のお子様たちよりもゆっくりな傾向にあります。

しかし、焦ってお子様を無理に突き放す必要はありません。中学生になったからといって、ひとりで全てをできるようになるわけではないのです。引き続きできるだけ自立的な行動を促しながら、生活面・学習面ともに親御さんがサポートをしていくのが望ましいでしょう。

なお、併せて考えていきたいことが2点あります。ひとつは親以外の頼れる大人を見つけるということです。親に言いにくい悩みがあれば、学校の先生やスクールカウンセラー、主治医などに相談してよいことを教えてあげましょう。

2点目はスキンシップは中学生になったら控えることです。こちらについては「中学生になったから」ときちんと本人に説明をしましょう。人との距離感が掴みにくい発達障害のお子様にとって、同性・異性間問わずコミュニケーションの常識について言葉にしてはっきりと伝えていく必要があります。特に異性とのスキンシップは場合によってはトラブルに繋がってしまうため、ある程度の年齢になったら異性の肌に気軽に触れてはいけないことを伝えていきましょう。

中学に入りてんかん発作がでました。発達障害とは関係があるのでしょうか。

発達障害の人がてんかんを併せもつ例は珍しくなく、特にASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の方は定型発達のお子様と比べ思春期にてんかんを起こしやすいと言われています。乳児期から15歳までに発症するてんかんは「小児てんかん」と呼ばれ、一瞬だけのものや意識が喪失するものまで人により多様な症状がみられます。

幼児期にASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の診断を受けましたが、14歳になり診断名がADHD(注意欠如多動性障害)に変わりました。どういうことでしょうか。

障害が原因だと思われていた行動が実は年齢的なもので、成長するにつれ本当の障害特性が見えやすくなり診断名が変わる、ということはよくあります。

また、以前は自閉症とその他の発達障害は併発しないと考えられていましたが、2013年に診断基準が改訂されたことにより併存する可能性が認められました。これにより診断名が‘増える’例もでてきています。

しかし、発達障害児を教育・支援していく上で診断名はあまり重要ではありません。「自閉症だから」「ADHDだから」「LDだから」というような考え方はせず、常に本人の様子や行動を見て、原因を考えた上で対応をしていくことを心がけましょう。

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